近所の商店街にある本屋がハリポタ最新刊の発売日である今日は、いつもより早く店を開けて張り切っていたが、道行く人が誰も立ち止まらないのを見ると、200人もの行列ができるような店はごく一部だとわかってはいても、日頃、町の小さな本屋には頑張ってもらいたいと思っているだけに、なんとなく胸が痛み、「違う！ あんたんちは朝早く店を開けてハリポタ最新刊を売るんじゃなくて、大手チェーン書店が閉まったあとから終電までの深夜帯まで頑張って、仕事や遊びで本屋に行けなかったサラリーマンやＯＬをターゲットにしなくちゃ！」と心の中でアドバイスしたが、届いただろうか。
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