2004年09月10日(金) |
読書日記。石田衣良「波のうえの魔術師」 |
通勤のバスの中で、文春文庫 石田衣良「波のうえの魔術師」を読みました。 株の相場士が主人公で、1998年の長銀破綻の頃を舞台にした経済コンゲーム。 株の知識がほとんどない私でも読んでいてわくわく楽しめました。 数年前にドラマにもなったので、結構有名なのかな。 原作とドラマでは大分印象違いますが。 主人公が確か長瀬智也。 同じく石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク(IWGP)」でも主役やってたなあ。 そのせいか、本読んでいる間も主人公のイメージは長瀬君だったよ。
登場する銀行や会社は、あそこがモデルなのかなーと思わせる名前を付けられていて、ちょこっとどきどき。 「ZEキャピタル」は「GEキャピタル」のこと?「まつば銀行」は「みずほ銀行」のこと?とかね。
現在は、この作品の舞台の1998年よりも個人投資家が増え、株の売買のみで生計を立てている一般人も珍しくなくなってきているわけだし、UFJの合併問題に絡んで、大きなディールを仕掛けている人がいるのかも、って考えると無性にわくわくしちゃう。
日経でも読んで、もそっと経済勉強せねばな。
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