2001年08月19日(日) |
続・バービー・シーモア以来 |
この雑記にも8/12付で取り上げた、東洋大姫路の「グエン・トラン・フォク・アン」投手の記事をYahooで発見。ちょっと心打たれる記事だったので、俺なりに噛み砕いて紹介しよう。
1984年、彼の両親と兄弟3人は、ベトナム戦争の混乱を避けるために、漁船で祖国を脱出。10日ほど漂流してタンカーに救出され、日本に辿り着いたという。 ちなみに、家族の祖国脱出は彼が生まれる前のことで、彼自身は長崎の難民一時受け入れ施設で生まれている。その後家族が兵庫に移住したという。 彼が野球を始めたのは小学校5年の時。ここで驚いたのが、彼の利き腕が実は右だということ。左腕改造は、12歳離れた兄が彼の将来を考えて施したらしい。 いいお兄さんを持ったものだ(爆)。
しかし、今日の試合で先発した彼は日南学園打線に捕まり、3回途中で降板、試合は結局15−0で日南学園の圧勝。東洋大姫路はベスト16で姿を消した。 まぁ来年以降が楽しみな「逸材」だと俺は思う。
それにしても、彼の登場の背景にベトナム戦争が絡んでいるとはねぇ・・・。なんか切ないですな。
|