- 2022年05月20日(金) 本
瀬戸内海の島陰にいる。 ここではテレビも携帯電話の電波も、満足に拾うことができない。 昭和のおじさんたちは真っ黒になったテレビに向かって「オイオイ」と罵声を浴びせるし。 平成っ子たちは「ネットつながんないっすよ」と肩を落としている。
そんな時は読書じゃね? 幸いここには書庫があって、色々な本が所狭しに並んでいるんだぞ。
数日前にテレビでタンカーの出光丸建造を見て読みたくなった百田尚樹著「海賊の男」。 続いて伊集院静著「琥珀の夢」。 いずれも日本を代表する企業の創始者の話だ。
本って自転車と同じで、読みだすと(漕ぎだすと)どんどん進みたくなってしまう。 さすがに書物は表現力が豊かで、文字から頭の中で映像に変換する作業がどんどん捗る。 本は最初から厚さが分かっていて、ページを捲るたびに読み進めているのが実感できるところも本の良いところじゃないかな。
出光佐三と鳥井信治郎。 丁稚から生涯走り続けたところ、社員を家族のように大事にするところ、先見の明で苦難を乗り越え成長していくところ。 頭が下がる思いで読み続けた。
丁稚の頃の記憶を忘れてしまいそうな今日この頃。 お二人に学ぶところは多いナァ…と思った。
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