- 2009年05月30日(土) 先輩
まもなく日本の領海に入る。 南鳥島(日本の東端)が近づいてきた。
ずっと前、この船で。 命を絶ってしまった先輩がいた。
賑やかで悪ふざけの大好きな人だった。 船に残されていた先輩の遺品を眺めながら思い出話に浸った。
一緒に山の上で酒を飲んだこと。 空っぽになったラーメンをずっと食べようとしていたこと。 スナックを片っ端から覗いて歩いたこと。 酒が大好きな人だった。
海にビールを流しながら、遺品を還した。 風もないのに不思議と紙が空高く舞い上がり。 見えなくなるまでずっとはためいていた。
先輩が、来てくれたんだと思った。
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