後悔日誌
From ND

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2007年05月08日(火) 売切


オークションに出した2台のバイク。

ひとつは大事に保存していたオートバイ。
ひとつは足としてガンガン使ったスクーター。

どちらも私の予想を超えた落札額になったので悔いは残らない。


単車乗りになったのは高校2年の夏だった。
それまで自転車キチガイだった私を、友人のバイクが一瞬にして頭の中をすり替えた。
16の誕生日を迎えるや、すぐに取得した原付免許。
ただし親父はスクーターを貸してくれなかった。

気持ちがくすぶったまま夏を迎え、バイトで貯めたお金で教習所に行った。
友達にも、親にも内緒な秘密の特訓。
新しいヘルメットを買って、着実に大人の階段を上がっているような。
そんな気持ちで免許を取得した。

「実は…、中型二輪の免許取ったんだ。」
嬉しさのあまり、親に報告したとき母親は呆れた顔をしていた。
親父は「一本橋もやってきたんだな」とだけ言って原付の鍵をくれた。

一気に広がる行動範囲。
友達と色々な所へ出掛けた。
そういえば、初スタンドは所持金500円で会計が499円だった。
神様はいるんだ、なんて思った一瞬。
単車は確実に自分の世界を広げてくれた乗り物だと思う。


そんなオートバイ。
家庭を持つと降りてしまう人が多い。
学生時代、あれだけ乗ってたのに…なんて思う友人がたくさんいる。

私の場合は絶対に手放したくない乗り物。
不思議と乗り出した頃の友人はみんな乗っていてくれるので心強い限り。

…と、いうことで。
実は新しいバイクのナンバーはもう取得済み。
もうじき白煙を撒きながら鎌倉街道を走っていることでしょう。


夏空の下、2台のバイクへの最後のプレゼント。
念入りに洗車をして、ワックス掛けに各部注油をした。

なんだか名残惜しいけど。
こんな別れの方がきっと幸せだな、なんて繁々と見つめた。



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