後悔日誌
From ND

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2003年11月05日(水) 雨


広島のはずれ、宇品の岸壁。
人気もない倉庫を横目に街を目指した。

朝から降り止まぬ雨に久しぶりに傘を持つ。
子供の頃は、長靴を履いて水溜りに思い切って飛び込んだっけ。
我先にとはしゃいでいた頃をふと思い出した。
水溜りを踏まないようになったのはいつ頃なんだろう。


車が跳ねる水に怯えながら歩き続けると、ようやく電車通りに出た。
函館、富山、広島、松山、長崎…、港には路面電車がよく似合う。
憂鬱な雨だったが濡れた路面に灯りが反射して綺麗だ。
こんな事ならカメラも持ってこればよかった。

電車の乗り心地は相変わらずで、脱線しそうな振動がたまらない。
交差点の度に止まるので随分のんびりした気分になる。
長いのになると三両編成なんてのもあって、停車用のブザーの音がそれぞれの車両で微妙にずれて妙なハーモニーに聞こえる。
ああ、広島の電車に乗ってるな…と、いう満足感。

心地よいまま電車は終点の広島駅へ。
急かされたように駅ビルに向かった。

目の前で焼かれる生地、キャベツ、そば、玉子。
このコンビネーションの虜になる。
鉄板と語るもまた楽しい。



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