後悔日誌
From ND

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2003年05月19日(月) 透明ピンク


「懐かしいな、話のネタに見に行ってみるか?」
そんな先輩の誘いに、社会勉強をしようと皆で色町の見学に出掛けた。

地図を見てどこだったっけ、と言ってた先輩は歩き出したら止まらない。
街を体で覚えてるなんて、相当通ったんだろう。

魚市場を抜け、光り輝く教会の十字架を抜けて坂道を登ると…。



衝撃的だった。


輝くピンクのネオン。
ショーウインドウに並ぶ薄着の女の子達。
そんな店が何十と軒を連ねている。


呼び込みのおばちゃんが片言の日本語であちこちから飛び出してきた。
こちらも大人数だが、向こうも意地になって行く手を遮ろうとする。
かなり強引だ…。

誰かがつかまっている隙に周りを眺めた。
窓越しに、あちこちの子がおいでおいでと手を振っていて吸い込まれそうだった。



怖い町。
坂を下った所で脱力した。

頭の中には大きなガラスに反射するピンクの光と女の子の妖しい目。
もやもやを消したくて缶ビールを2本、一気に開けた。


あの坂は、人生を狂わせる坂。
もう来ちゃいけない坂。



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