- 2002年11月25日(月) 霞空
泥色の川を遡り、上海へ入港した。 岸壁にはたくさんの船がひしめきあっていて、少しでも動いたらぶつかりそうだ。 これだけ窮屈にしているのは久し振りだ。
港の入口では早速、動物の皮を持った物売りがやってきた。 クラクションの鳴り止まぬ道を歩きながら、相変わらずだなと思った。
新しい文化と古い文化が融け合う、というよりは喧嘩している都市。 開発の進む街と、追いやられていく人々。 貧富の差は計り知れない。
観光客は好んで上海蟹なんかを食べるんだろう。 あの川を眺めたら、なかなかその気にならないけどナァ。
開発が進めば自然は失われる。 どこの国も同じ事をするもんだ。
ネオンにまみれて星も見えない。 黄砂のせいか空は霞んでいた。
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