後悔日誌
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2002年06月01日(土) 大阪屋


都会の変化は目を見張るものがある。
しばらく離れていたうちに新しい橋が出来ていたり。
ピカピカに輝くビルが建っていたりする。
お店もまた同じで、スーパーが本屋になっていたりする。

門前仲町にやってきた。
学生時代を過ごしたこの街は、故郷とはいえないが何かと思い出がある。
酒を飲むのを覚えたのはこの街だったっけ。
怖い先輩たちと寝食を共にし、生活して来た。
芸をさせられ、寮歌を歌い、それこそキチガイまがいな事もした。
一日一升飲むなんてザラで、最後は吐いてるか飲んでるかわからなかった。
それでも、次の日になればきちんと起き掃除を済ます。
そんな毎日だった。


嫌いになりきった日本酒の味を救ってくれた店があった。
知る人は知る、門前仲町の大阪屋だ。
代々、学生寮からのバイトが入りなかなか味のある立ち飲み屋だ。
何気なく通りがかったら更地になっていたのに驚いた。
なに建て替えだろう、軽い気持ちで学園祭へと向かった。


学園祭では同級生、先輩、後輩と色々な再会があった。
やはり久し振りに会う友人との時間は新鮮で、お互い頑張る活力になる。
学園祭というより、同窓会みたいなものだろう。
しばし楽しい時間を過ごせた。


時代は変わるんだな。
むかし苦痛ともいえる生活を体験したあの寮に今、上下関係はない。
縦割りを反対する意見から、制度が壊れ新たな体制が生まれた。
上下関係がなくなり、先輩から後輩への伝統の引継もなくなった。
確かに、良くなったんだろう。
が、今までの伝統も全て消えてしまった。


こと寂しいが現実だ。
先の酒屋も、学生のバイトがいなくなり看板を降ろしたと聞いた。
女将さんも歳だったからナァ。
店やってるのは趣味みたいなもんだ、なんて言ってた日のことを思い出した。


下町人情の店が消え、チェーン店や大型店が競り出す。
寂しいな。



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