- 2002年04月09日(火) 小ヶ倉
長崎港の小ヶ倉(こがくら)へ接岸した。
海を挟んでの向かいには三菱の香焼造船所。 大きな門型クレーンが二基、堂々と構えている。 その周りを取り囲むようにLNG(液化天然ガス)運搬船が泊まっていた。
LNGタンカーってのは面白い形をしている。 船の上でたこ焼きを焼いてるような、そんな感じだ。 デッキの上にね、半円だけ見せて連なってる、ってわからんなぁ(苦) とにかく大きな船に大きな丸いガスタンクが4つとか5つ積んである。
作るにも乗るにも技術のいる船で、日本の最先端を行く船といってもいい。 そんな船が見渡せばごろごろと。 さすがは長崎だ。
全国の造船所がぽつりぽつりと閉まっていく中、元気の出る光景を見た気がする。 ここにはきっと丁寧な仕事をする職人さんが多く残っているんだろう。
丁寧な仕事をやり通す。 昔の職人の凄い所はこれだろう。溶接一筋50年とかね。 確かな腕に支えられて誇れる仕事をこなしていく。 決してやっつけ仕事はしない。
今の自分を考えてみて溜息をついた。 どこまで出来るんだろうか・・・。
今年は黄砂がひどい。 心の中まで霞んだ気がした。

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