- 2002年01月18日(金) 沖ノ鳥島
無風、凪の海。 鏡のような海面と、雲ひとつない青空。
見渡す限りの大海原を快調に進む。 あれほど時化ていた海が嘘のようにおとなしい。
程なくして沖ノ鳥島沖にやってきた。
沖ノ鳥島は日本の最南端である。 島はほとんど海に沈んでいて、なんとか櫓(やぐら)のような構造物で場所を示している。 もし、島が沈んでしまったら大変な事になる。日本の領地は縮小せざるを得ない。 昔、社会の教科書で見た事があったな、なんて遠い記憶を探った。
それにしてもなんて小さく、お粗末な櫓だろう。 あっという間に視界から消えていった。
気温は26度。 夏の日差しの中、船は進む。

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