金箔貼りの実験(板、キャンバス) 2005年05月09日(月)
----------
磨き込まれた金箔、いかに写真に撮りづらいかと言うと…。
まるで鏡、まともに対峙するとこのありさま。
----------
仕方がないので少しずらして自分が写らないように撮る。
相変わらず箔貼りはヘタだけど、実験は続く。
それでも前回よりは鼻息で飛ぶ率が減り、仕事が速くなる。
板に石膏地に箔貼り。磨き込んだ下4分の1に朱・油彩層。
右端3cmぐらいテンペラ白ハッチ。
上半分、箔貼り2層目。
2層目はよく分からなかったので、
その辺にあったボウロ用濃度の膠で貼っちゃった。(性格だなぁ。)
本にはアルコールを少量混ぜると書いてある。
特記事項は、前回失敗して剥けて白い下地が出てしまった部分は、
当然今回も弱く、出てしまう。(磨かなければ出ないけど)
原因としては、箔が破れてできた穴をふさごうと更に箔を置くとき、
水を多く使いすぎ、乾きが非常にムラができる。
乾いてないのに磨くから、剥けてしまう。
ここは本にあるように息をかける程度の湿らせで充分なのかも。
----------
キャンバス・アクリルジェッソ(10層)の上に箔貼り実験(悲惨)。
こっちは乾かなくて今日磨けなかった。
乾いたどうか、ちょろっと手で触ったら双方少しずつ剥げちゃった。(泣)
左が膠貼り。右がオイル貼り。
膠はボーロと同じ濃度。オイルは「ジャパンゴールドサイズ」が
ないので、コーパルとスタンドとテレピンを目分量で調合。
膠の方は勝手変わらないが、ボーロの処理をしてないので
下地のグレーが綺麗じゃないね。
ボーロ実験もやることに。(真ん中)
下のクローバー模様は、部分貼りの実験。
上は膠、下はオイル。
オイル貼りは乾いてから筆でこすると
余計な部分をとることができる。(できた(^_^)v)
膠はとれなかった。広面積は膠、部分装飾はオイル
という棲み分けで行くんだろうな。
オイル貼りの方は、塗ってしばらく乾かして、
指触乾燥しちゃったかなぁ、ぐらいで貼るのが丁度いいかも。
30分〜1時間ぐらい?
磨けるまでの乾燥は、3時間以上(作業中断のため不明)。
つか、膠の方は少し磨いてみたんだけれど、
キャンバスの布目が出るだけだったりして。むーー。
どこにも本に書いてないんですけれど、
キャンバス地では磨き不要なんですかね、先生?
でもこのままじゃかっこわるいんですけれど、先生!?
あぁ、独習中。哀しや。
----------
これは石膏地を鋼板で削っているところ。
現代美術作品じゃないよ。
削りは復習しなかったけれど、結構楽にできた。
木炭で汚し、船を漕ぐように、鋼でギーコギーコ削る。
筋肉痛にもならない予定。全部真っ白になるまで削る。
小さい板はそれぞれ30分くらいで終わる。
おぉ、膠溶けによるテカリもなく成功じゃんとニマリ。
後はコイツだけ。P12号ぐらいあるから、
のんびりいきませう。
by HPY
Diary INDEX
|
BACK
|
NEXT
|
制作日誌をメールで読む |
HOME GALLERY