通りすがりの人達に絵を売る方法 2004年04月05日(月)
----------
日誌を書くのがとんと久しぶりになってしまった。
時々ネット中毒気味になるので意識して休んでる。
情報探し回ってもしょうがないのにって。
4月5日にはカルチャー教室のバザーに参加した。
前回反省を元に、思いっきり安くしてみた。
絵って高いじゃん。
同じように、いやそれ以上に手間のかかってる
工芸から比べると不当に高く思えたので、
ささやかな抵抗と実験。
売る方の立場にしたらその値段じゃないと困るのは分かる。
でも今回は気軽に買って貰おうと思った。自分で財布から出せるような額。
それで気軽に部屋に飾って貰いたかった。
作家名なんてどうでもよくて、
絵を見て結構綺麗じゃん、って部屋に飾って貰いたかった。
邪魔なのはプライドと画家仲間の目。
----------
はたして安ければ売れるのか??
売れそうな絵(花とか)ならば必ず売れるのか??
----------
いやいや、お客さんをバカにしちゃいけません。
綺麗な花がいい、という人もいれば、
枯れた花を面白い、という人もいた。
細密表現に舌を巻く人は巻くだけ巻いて、
ラフなスケッチの方が味わいがある、という人もいた。
多分いいヤツから売れたんだけれど、
わたしの中でさほど評価が高くないものに人気があったりする。
----------
いつもアトリエ内で一人の世界でブイブイ威張ってるけど、
対面で販売・売り込みするのはすごく緊張して逃げたくなった。
でもふっと間が抜けて、表情が柔らかくなれば感想も多々聞ける。
絵のファン、ましてやコアな美術愛好家ではなくて、
通りすがりの人の反応を見ているのは面白くそして厳しい。
実はわたしが休憩で不在の時に限って絵が売れてる。
レジの人がうまく誘導してたくさん販売してくれてました。
販売員はやっぱり話術が上手。
「ちょっと欲しい」からコミュニケーションするきっかけがないと、
「綺麗だった」「欲しかった」で流れていっちゃうのかも。
自分は普段はおしゃべりのくせに人見知りというか情けないというか、
気分直しに下の方でこっそりスケッチをしてたら、
つい周囲が目に入らないほど集中していた。
by HPY
Diary INDEX
|
BACK
|
NEXT
|
制作日誌をメールで読む |
HOME GALLERY