思い切ってつぶす 2003年11月11日(火)
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先週は、知り合いの個展を観に銀座・奥野ビルツアーにいった。
ビル自体も古くて迷路のようで面白いが、
ギャラリーが6箇所くらい点在し、若手が多いせいか
大いにシンパを感じる。
特に5Fの銀座フォレスト、今のところ外れたことないなぁ。
今回はネットで見つけてファンになった小山ゆうこさん個展。
同じテンペラなのに、こうまで違うものか。
古典基調にしたわたしから見て、
それでもやっと古い技法書から抜けつつあるのだけれど、
すごく自由で楽しそうに見えたよ。
個展は今年はお休み。
でも彼女の作品を見て、また個展がやりたくなる。
やりたい、という気持ちはいいよね。
やらなくちゃ、より。さわやかに前向き。
それならば遅くとも、待った甲斐はあるはず。
展覧会公募は、派手好き、構図、研究、目新しさ、大きさ、
個展は安定、飾れるような、小品、量産、完成度の高さ、
分裂せずにうまく折り合いをつけ、どっちもやれたらいいな、と思う。
この絵も思い切ってつぶして、均す。
絵の具は久しぶりのテンペラ。
ちょっとやりすぎた感もあるが、
描き込んであった花は消えずにしぶとく残っている。
工具は消えた。
よく見ると、憧れていたマチエールが、できてるじゃない。
遠くから見ると、マチエールなんて全然目に入らない。
ここから、また、面白くなりそうな気もする。
しつこく実験しよう。
by HPY
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