除隊したといっておきながら、早速戻ってきております。 みんな・・・元気そうでなりよりだ このやろう!!なにしにのこのこもどって来やがった!!(バキッ) 『火の鳥』見ました。 例の手塚治虫原作、高橋良輔監督の『火の鳥』です。 手塚のライフワークのアニメ化というより、『エリア88』の間、良輔氏は何をやっていたのだろうか?火の鳥はどのぐらいの出来なんだろうか?BS-hiでチェコフィルっていうからにはさぞや金かかっているんだろうなー、というよこしまな視聴目的ためでしょうか、どうも火の鳥の怒りに触れてしまったらしく、BS放送はまんまと見逃してしまい、さらに続く地上波第1回目の時はこれまた見忘れてしまうというおしおきをくらったのでした。 これで今週も見れなかったら、本気で火の鳥に嫌われてしまったのではないかと来世が心配になってくるわけですが、今週は火の鳥もお怒りを沈めてくれたのでしょうか、無事に第2話を観る事が出来ました。来世ミジンコにならなくてああよかった。 手塚アニメは時代が味方しないように思うので(残酷なところ性的なところはカットされちゃう)アニメ化する意味があるのかどうかは私にはよく解らなかったりするわけですが、私が口を挟むものでもないので、よこしま感情はうち捨てて、静かに見たいと思います。 で感想。 音楽が素晴らしかったです。 フルオーケストラっていいですね。 絵のほうは、BS-hiってことで最新の技術を駆使してテクノちっくな画に仕上がっているのかなぁと思っていたのですが、思ったのと違って新しさはさほど感じられませんでした。わりと昔風な画。 この濃ゆい絵は杉野さんと見ました。(美鈴さん風) 今風のサイバーちっくな画で3D使いまくりだと、3D酔いおこしてしまって三半規管がついていけれなかったりするのですが、(テーマパークでよく酔っ払うんだ、私)ハイテク(死語)なところはあんまりなくてお行儀よく作っている感触です。 話のほうは展開が非常に早いです。こりゃ早い。とんどん場面が進んでいきます。 この速さはスピーディな展開に息もつかせないっていうよりも、ダイジェスト版を見せられているような感じといったほうがいいかもしれません。間合いがない。 やはり尺が足りないんでしょうか、なにしろ1クールだし、急げ急げで駆け足で話が進んでいく印象が強いです。 そのためか、火の鳥に流れる気の遠くなるような時間空間の広大さ、永遠に続く世界の不条理さみたいなものが無くなってしまっているのが残念でした。 これはもしかしたら、西田さん(@ガサラキ)だと腐った日本のアニメ業界はこれ以上見たくないと、日本刀で自らの目を切ってしまうかもしれん…。 などど変なことを言うと、また火の鳥に怒りに触れるので、このくらいで終了にしたいと思います。(バキッ)
|