for mobile/http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=24082

24082

■産經新聞■

米で神父の児童性的虐待、次々明るみに
ローマ法王、異例の協議へ
 米国でカトリック教会の神父による児童への性的虐待事件が次々に明るみに出て、米国内で大きな論議を呼んでいる。事件への対応をめぐりボストンの大司教に対する辞任要求や、教会の自己改革を求める声が強まり、ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世は来週、米カトリック教会の指導者をローマに呼び異例の協議を行う事態に発展している。神父による児童への性的虐待というスキャンダルは1月、ボストン大司教区で発覚した。1995年まで35年間にわたりボストン周辺の教会で司祭を務めていた元神父、ジョン・ゲーガン被告が、長年にわたり教会学校などで少年に性的虐待を行っていたというものだ。虐待を受けた子供は130人に上り、ゲーガン被告はすでに禁固9−10年の有罪判決を受けている。ボストン大司教区では、ゲーガン被告以外にも性的虐待を行った神父の存在が指摘され、同司教区は疑いのある10人を配置換えにしたが、ボストンでの事件を契機に、各地で同様の事件が次々に暴露され、スキャンダルは急速に拡大している。
(夕刊)
■2002年04月17日(水)■

過去目次未来メール


My追加