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24082

■ピーピング■

Frが病院へ行き診察が始まってすぐに性依存の人格Mkと交代する。医師の顔立ちがMkの相手の男性の1人と似ていたらしく、変に機嫌が良かった。売春行為について、他の人格が嫌がっている以外は問題と思っていない事、何故やるのかという質問に対しては、相手の男性に喜んでもらう為だと答えた。お金を貰う事については、受け取る瞬間は嬉しいがその後は使い道も思い付かず忘れてしまうという。端から見れば、Mkにとっての利点は?と不思議に思うだろうが。自分が楽しんでいる訳でもなくただ相手が喜べば満足だと言った。それ以上は時間も押して話は進まなかったようだ。
Frは病院に行く事が楽しみらしく、ほぼ毎回彼女が診察を受けているようだ。でも、先週の調子はどうだったかという質問に対し「うーん普通」としか答えない。何か辛い事があっても、覚えていないのかそれが普通だと思っているからなのか「普通」としか。耳鳴りや心臓のあたりの痛みなど、話す事は話すので問題は多分ないが。

帰りにDAZZLEの私がバスを途中下車し、改築中の母校へ寄る。読み終えた本を保健の先生に貸すという用事だけでプレハブの保健室に2時間ほど居座った。不意にKの私が交代してしまい、チャイムの音や生徒のざわめきで全身に発疹が出る。そのままだらだらと虐待関係の話などをしていると、苛めにあっているらしい女生徒が泣きながら来た。そういう性格の悪いヤツって絶対居るよな、と笑って話し慰める私は、学校に通っていない今は自分の苛められた体験を過去のものだと割り切れているつもりだ。しかし身体は、まだ過去のものだと気付いていないらしい。熱が上がってきたので帰った。
校門を出てすぐに、発疹も熱も治まった。
帰りに服と鞄と軽食を買い、仕事をした。Mkに忘れられたお金を使っているのは私のような他の人格だ。売春行為を辞めてくれなんて、本当は言える義理ではない事もわかっている。矛盾している。
K2
■2002年02月07日(木)■

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