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24082

■味■

自己セラピーの本を読んでいると、言葉にして表せなかった感情を代弁してくれているような文をよく見つける。自分の身体に対し居心地の悪さを感じるのは何故か、という説明の文でも頷く部分が多くあった。書いてあるもの全てが自分に当て嵌まるなんて事はないが。
ファミレスで母と食事をした。値段も下がったが味も落ちたな と思い、味が落ちた事に気付いた自分に驚く。そしてあの店にはもう行かないと決めた。父や母の肥えた舌に比べ、私はインスタントの味噌汁と料亭の味噌汁の違いも解らないほど鈍かったはずだ。鼻がつまっていたのだろうかとさえ思う。味に色が付き、今までの食事が如何に彩度の低いものだったのかが解った。今まであんな風呂に入っていたのか、という風呂場のカビをハイターで落とした時の感覚と似ている。
K2
■2002年02月02日(土)■

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