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24082

■剃刀のこと■

少し前から、仕事用の剃刀を変えた。今まで使っていたものは
新しいものだけれど軽くて安定感がなかったので、少し前の型のものに。
中学生の時、初めて剃刀を手にした時からずっと使っていた。

初めて、練習が必要な仕事についた。初めて腕に差が出る仕事。
シャンプーなども勿論練習が必要だけど、あれはやりなおしがきくから。
手にした自分用の剃刀が嬉しくて、たくさん練習した。
学校でも、保健室のベッドの中で鞄から出して、手首の動きの練習。
もちろん刃は入れてないけれど(笑)。
剃刀の柄の部分は樹脂で包まれているのだけど、それが肌に合わず
今も右手の小指だけ(甲で柄を支えるから)皮膚がボロボロだ。
肌には合わないけれど、大切な相棒のような感じ。
だからその剃刀にすごく愛着があって、人に使わせるのも嫌だった程。
他の人は自分の剃刀を大事にしないから貸したくなかった。
でも、私の剃刀を母が使って母の剃刀を私が使う事にしたので
それならいいかな、と思って。

今朝、開店前に店で使っている剃刀を全て分解して洗った。
私は毎日洗うけれど、他の人は刃を変えるから、と言って分解はしない。
細かい部品の汚れまできれいに洗浄すると
銀色にきらきら光って綺麗だった。
■2001年12月08日(土)■

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