高校を卒業した夢を見た。 現実の僕は高校も大学も卒業しているのだけど、 高校を卒業した頃のことを思い出す夢ではないのだ。
まず時期的には高校を卒業してから 何年も何年もあとの設定で、 僕は「高校を卒業していながら卒業していない」と いう二面性を持っている。 意味がわからないと思うが僕にもわからない。
そして僕は「卒業していながら卒業していない」 というこの状態のことをとても気にしている。 不完全な卒業を何とかして完全な卒業にしたいのだ。
完全に卒業するには、もう一度高校に通って 学校から認められると「完全な卒業」になるらしい。 僕は母校に行ってクラスに出席するが 一つストレス源がある。人間関係だ。
いじめられるとか無視されるとかではないが、 クラスにいるのはかつての同級生ではない。 知り合いが基本的にいない。たまに例外的にいる。 基本高校なので、それ以外の生徒は16〜18歳くらい。
僕1人が、とても浮いている。 しかし通学をやめれば悪くすると高校卒業資格が 取り消しになるんじゃないかと僕は心配している。 忍耐強く通うしかない。
苦手な数学や物理にもう一度向き合わなければ ならないのもストレスになる。でも何とか通う。 テストを受けても結果に自信がなく、 改めて落第して退学になるんじゃないかと 不安に感じている。
先が不安な中、先生に呼び出され、 「もう大丈夫だよ。君卒業済だから」 と告げられる。
確かにWEBで確認しても卒業済になっている。 よくわからないが、確かに卒業認定だ! 何年も気掛かりだったことが、 ついに解決して、とてもほっとした。
それと同時に、明日からどうやって生きていこうかと 思案を始めた。
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