Espressoを飲みながら

2008年10月07日(火) バッグ

 特にバッグにこだわりがあるわけじゃないけど、
良いバッグが店頭にあったりすると気になってしまう。
バッグとは、ただ物を入れて運ぶためだけにあるのではない、
ような気がする。ハンズに行ってもバッグから見てしまう。

バッグというのはバッグの中身以上に持ち主を語ることすら
あるのではないか。そう言う私は鞄メーカーに勤務するサラリーマン、
ではない。もちろん鞄職人でもないし、個人商店でバッグを扱ってる
というわけでもない。

あくまで、一人のユーザーとして、バッグが気になるのだ。
機能性も気になるけど、デザインのバランスとか、
その背景にある思想とか、一目みた時のインパクトとか。

当たり前だけど、他にはない魅力を持ってるバッグは魅力的だ。
フライターグとか、カルトバッグとか、Timbuk2のブロガーとか。
ブログのためにノートPCのみならずメッセンジャーバッグまで買うような、
そんな人のためだけに作られたかのような、不思議な商品名。

もしかしたら、バッグは中身を限定しないからこそ、そこに未知の可能性を
見て、魅力を持つのかもしれない。当たり前だけど中に何を入れても自由。
だってただのいれものだから。バッグを手に入れる。
後は何が入るかわからない。何が起こるかわからない。
そのようにして未来に開かれていることにより、限定することのできない広がり、
それがこれからバッグを買おうとする人に示されるのである。

中身も、シチュエーションも、意志次第。全てのカバンは、
アレイスター・クローリーのように語りだすのだ。

「汝の欲することをなせ!それが法のすべてとならん!」

そう思うと、バッグとは極めて魔術的な何かである。

そんなことを、さっきからヤフオクでバッグを見てることの言い訳にしてみる(笑)


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空遊 [MAIL]

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