2003年07月10日(木) |
救いようのない種類の人間 |
例の4歳の子供が中学生に殺された事件で、 理由を「今の中学生は・・・」とか 「今の子供の教育は・・・」とか一般論に まとめて論じる、知性に欠けた発言がテレビ から流れてくる。
これが金をもらって発言している評論家や 俗に知識人と呼ばれる人達の発言なのだから あきれてしまう。
例えば全国的な規模での不登校や、かつての 校内暴力、暴走族と言った問題であれば 社会問題化しているので「近頃の子供の教育」 にも関係はあるだろう。しかし4歳の子供を 屋上から突き落とすという行為を、全国の 不特定な中学生が行っているわけではなく、 この事件から今の中学生や子供一般を語る ことはそんな事をしようと思ったことすら ないであろう彼らの大半に対する侮辱である とすら言ってかまわないと思う。
ただ同じ年であるだけで、同じ種類の人間で あるかのように一般化して語る身振りこそ 許しがたいものであり、そんないい加減な 発言で金銭を受け取りのうのうと暮らしている 人間達は救いようのない種類の人間と呼ばざる を得まい。
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