夫婦は似てくるとはよく言ったもの。
それは今朝のこと。 バルコニー栽培のバジルの周りに見たこともないようなでっかなウンコが落ちていた。 どの位でっかいかと言えば、ウサギのウンコ並みのデカさ。 が、どう考えても我が家にウサギはいない。 ミッフィーのエプロンが夜中にこっそりバルコニーでウンコしたとも思えない。 となると、犯人はバジル付近にいるに違いない。 なぜなら犯人は現場に戻るからだ!
常備してある割り箸で、バジルの葉をつまみながら舐めるように観察していると、周りの茎よりもやたらと太く妖しい物体があった。 それは、今までに見た事もないような巨大な青虫だった。 蚕のようなその青虫は、茎と同系色をしており、大人の小指程の大きさだった。
バルコニー栽培を初めて今年で4年目。 めんめが苦手なワタシも、小さなモノであれば、常備してある割り箸で掴み、ポイッと階下に投げ捨てることができるまで成長した。 しかしながら、この巨大青虫は、、、、、無理だ。 頼みの綱の夫はもういない。 とりあえず割り箸で掴んでみようか。 いや、やはり無理だ。 割り箸で摘むや否や、青虫が身体を剃り返し、割り箸をチョコチョコと登り、気が付くとワタシの腕を這っていそうで仕方がないのだ。 見なかったことにしようか。 しかし、そうしてしまったら、バジルは夕方までに喰い尽くされ、バルコニーがウンコだらけになるに違いない。 困った、どうしよう、、、、。 とその時だ! ワタシの脳裏にある素晴らしい閃きが訪れたのだった。
ワタシは、バジルを枝ごとハサミで切り、枝もろとも火をつけたのだ!!
夫婦は似てくるとはよく言ったもの。 夫はいつも、虫を一箇所に集めてはチャッカマンで焼いている。 ワタシも愛する夫を見習って、枝もろとも巨大青虫をチャッカマンで丸焼きにする。 青虫は青い液体を出しながら、どんどん縮んでいく。 さようなら、青虫。 もう二度と現れないで、青虫。 唯一夫と違う点を述べるのであれば、ワタシの口からは夫のように 「死ねぇー!うへへへへー!!」 などと恐ろしい台詞が放たれることはなく、哀しげにこんな歌が奏でられたのだった。
燃えろよ燃えろぉーよぉー、炎よ燃ーえーろぉ♪火の粉を巻き上げ、天まで焦がせぇー♪
そして、心臓はバクバクだった。
余談だが、今朝の武勇伝を夫に報告したところ 「サラダ油をたらしてから焼かなきゃダメだ!」と指摘を受けた。 さすが夫、知らぬまにかけていたのね。
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今日もまた最後まで読んで下さってアリガトウ。感謝感激でゴザイマス。ぶりっ。
排泄日記をmy登録されているエンピツ作家の皆様アリガトウございます。
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