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2005年04月20日(水)
 おばあちゃん。


先月からうちの塾におばあちゃんがやって来ます。


とある講師派遣会社からやって来る理系の先生なんですけど、車はおベンツ、洋服はシャネル、小脇に抱えたバックはエルメスといった出で立ちでして、小学生の授業をお願いしたところ、初日で子供達のハートを掴みまして、こちらが欲しいプライバシー保護に引っかかるような情報をどんどん聞いてきて下さるツワモノでして、おそらく長いこと就かれていた教職をお辞めになり、お金ガッポリ暇ガッポリで塾講師を始められたのではないかと思われるのですが、保護者からの評判も良く、授業以外の面でもいつも気を遣って下さり、見た目もとても知的で、外注なのに良い先生が来たものだ、、、、と、社員一同とても喜んでいるのです。


だけどやっぱり彼女はおばあちゃんなのです。


「マニキュアや香水は控える」
という我社の規則が仇となり、香りだけで彼女の存在を把握できてしまうのです。


あの懐かしい老人特有の香りで。


彼女が出勤する日、ワタシはとても癒されている自分に気付き、そして、決まって田舎の祖母の声が聞きたくなります。




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