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2004年10月14日(木)
 アイドル。


会社の帰り、ミケオの公園へ寄り道をした。
公園の入り口にミケオとミケスケが居て、珍しく甘えた声で寄って来た。
そして、その声を聞いてか公園の奥から更に数匹の猫がうじゃうじゃと出て来た。
そして、同じように甘えた声を出し近寄って来た。


今日は随分サービスがいいなぁーと思いながら、嬉しさの余りエヘラエヘラととしゃがみ込み、シッポとかお腹とかを触っていると、背後から知らないおばさんがやって来た。
「こんばんは」
おばさんはそう言うと、公園の奥へ歩いて行った。


すると一家もみぃーんなおばさんの後をナァーナァーと更に甘えた声を出しながら付いて行った。
おばさんはカバンを降ろすと中からたっぷりの餌を出して一家に与え始めた。
うじゃうじゃ居たはずの一家だったのに、更に茂みの中からうじゃうじゃ出てきて、総勢20匹近い一家になった。


いつも餌を与えて下さっているのだろう。
一家に代わってお礼を言いたい気持ちもあったのだが、公園の入り口に独りぽつんと取り残されたワタシはなにしろ寂しくて、今まさに一家のアイドルと化しているおばさんの姿をまともに見ることができなかった。


石ころを蹴りながら歩く夜道が、とてもとても切なかった。




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