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2003年08月12日(火)
 私信@今夜から帰省します。


日テレよ、ありがとう。
晶さん、あなたの街でも見れるといいね。
うしししし。






今夜から半年ぶりに実家に帰る。
が、半年ぶりなのはワタシだけで、隊長は実はかれこれ2年か3年ぶり位にワタシの実家に出向くのだ。(家の両親と不仲なワケではけしてない。)


結婚式やら出張やら旅行やらで上京したマイ父母とは逢っていたものの、二人揃って家に来て欲しいという彼らの願いを無視し続け、久方ぶりにワタシの帰省にお供する隊長。
なかなか休暇がとれないという理由があったにしろ、どうにもこうにもバツが悪いだろうに、隊長の凄いところは、そんなことをすっかり棚に上げて、この数年の溝を一気に埋めるかのように、マイ父にこう言ったことだ。


「お父さんと一緒に釣りに行きたい。」
それも自分では言わず、ワタシの口から言わせたことだ。
姑息だ。
この一言が父のハートをメロメロにしてしまった。


実のところ、隊長が帰省のお供をしなかった真の理由は、面倒だったり、子供が大嫌いなので愚妹Y子家族と逢うのがイヤだったり(隊長は妹婿とは一度だけ。甥っ子とはまだ逢っていない。つうか逢うつもりがないらしい。)などという我儘なことだったのだ。
そして、その本心を曝け出すことはせず、まるで物分りの良い夫を演じるかのように、ワタシだけを親孝行の為にと帰省させ続け、マイ父母から悪くない評判を得ていたのだ。
さすが蠍座のA型。
そして、Y子一家が帰省しないと分かったとたんに急遽お供を決めた隊長。
したたか極まりないヤツである。


一方、マイ父はと言えばワタシに似てなんとも単純明快な男。
血液型はB型だ。
ヘソを曲げられるととても厄介ではあるが、甘えられたとたん、それはもう天にでも昇るように喜ぶ可愛い男。
「イッテツ君はまだか、イッテツ君はまだか。」と娘のことなど忘れ、婿殿の帰りを首を長くして待っているらしい。


というか、父の簡単すぎるその性格にも問題があると思われる。
もちっと威厳を持って隊長に接しても良いだろうに。
思い起こせば、結婚の報告に二人で出向いた時も、ワタシ的には「娘はやらん!!」と言うドラマ的展開を期待していたのに、二つ返事で了解した父に拍子抜けしたものだ。
その上、結婚して6年も迎えているというのに、まるで孫にでも逢ったかのように、隊長に優しい父。
愚妹Y子に子供ができてからはそれほどでもなくなったが、こんな男にそこまで愛情を注がなくても良いと思うのだが。
それが頑張りつづけても息子が授からず、3人姉妹を持ってしまい、4人目を頑張ろうかと決心した矢先にオタフクにかかってしまった可哀相な父親の性であろうか。


が、ここで問題が一つ。
父と違い、母の場合はそう簡単にはいかない。
母は我慢強く賢いAB型の女。
父とは違い、隊長のようなしたたかな性格も持ち合わせている。
その言葉の裏に見え隠れするダークな本心を時折見抜くことができる。
優しい言動とは裏腹に、平気な顔をして軽くジャブを撃つこともできる。
本人に悪気がないからますますタチが悪い。
恐るべし母。
隊長曰く、母からは時々自分と同じ匂いがして、どうも苦手らしい。


そんな中、隊長の『まずは父のハートを掴んで後はこっちの思う壺大作戦』だが、
隊長プランによると、父と釣りにでかけ、そのままこっそり父と米沢牛を堪能し、母の信頼も回復させ、母の料理に舌鼓を打ち、のんびり本を読み、広い庭を使ってくまなく愛車を洗い、縁日で爆竹を買うつもりらしいけど、ふっふっふ、君はまだまだ甘いよ。
父が君との釣りを楽しみにしているように、母も君の帰りを別な意味で楽しみに待っているんだよ。







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ワタシは第三者として、愉快にこの状況を見守らせて貰うよ。


そして、君は重要なことを1つ忘れているよ。
ワタシの実家で最大の権限を持っているのは、このキル姫だってことを。


頑張れ隊長。
とりあえず、大渋滞の東北自動車道をクリアするところから。




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今日もまた最後まで読んで下さってアリガトウ。感謝感激でゴザイマス。ぶりっ。


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