SPICY TALK

台風の影響で、朝から凄い風。
時折雨も降ってきたり、かと思えばまたお天道様が顔を出したり。
我儘な子供のようになんともめんどくさいお天気。

そんな中、ワタシは住宅街を歩く。

さっきまで暑い位の晴れ間だったのに、急に雨が降って来た。
そして、その雨は凄いスピードで大雨に変身し、
ワタシは我慢しきれず慌てて傘を開く。

ふと後ろを振り返ると先客が。
人様の門柱の上で雨宿りをしている。

あん！？
文句ある！？

コロンよ。
君はなぜに写真写りが悪いのか。
本当の君は、もっともっと器量良しなのに。
それとも君の心の声が写し出されているのだろうか。

ああ、凄い風だ。
いつの間にか雨が小降りになって来た。
今のうちだ。

後ろ髪を引かれながら、
君へのちょっかいもほどほどに、ワタシは家路を急ぐ。

可愛いヤツよのぉー。

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