お見合いの話が浮上しました。 有難いけれど、まったく心が動かなかったのでスルーしておきました。
「みかるちゃんをお嫁に欲しいって人がいるんだけど」と言われたけれど、 面識はおろか名前さえも知らないのになんで名指し?とひねくれたことを思ってしまった。 紹介してくれる人が、私を気に入っているだけなんです。 しかも、かなりの買いかぶり。
紹介とかお見合いとかは、心が拒絶反応を起こしてしまう。 学生時代から良い思い出がない。 だって、私は自分を作ってしまうから。 作ってしまったら、抜け出せなくてずっとそのままでいなきゃいけなくなるから。 それはしんどいのです。
そんな話を聞いた直後、貴方からメールが届いた。 なんてタイミングなんだろう!
なんでもない日常会話。 前回のメールの返事なんて、きっと貴方は忘れてる。 出していないことにも気づいていないんじゃないかなって思う。 それならそれでいいや。
だって、私の心は有り得ないくらい明るく軽やかに跳ねたんだから。 沈んでしまった重い気持ちが、びっくりするくらいあっという間に消えてなくなった。
「もう良いや」なんて思いながら、本当はずっと待っていた。 貴方からのメールを、ずっと待っていた。 嬉しくて嬉しくて仕方がない。 やっぱり貴方は特別な存在なんだよね。 なんか、改めて実感してしまったよ。
こんな気持ちでお見合いなんて出来るわけがないので、やっぱりスルーのままにしておきます。 片想いだけど、この気持ちを大事にしたいから。
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