ずーっと心が重かった。 なんだか、貴方への想いが重かった。 『私は好きだと思い込んでいるだけじゃないのか?』 『私が思ってるような人ではないんじゃないか?』 『やっぱり、怖いんじゃないかな・・・』 『頑張っても想いは届かないよ』 そんな、イヤーな、おもーい心だった。
でも、どうしても、捨てきれなかった。 どうしても、離れなかった。
そしてふと、貴方から貰ったやさしさを思い出したの。 2月に貰った、貴方からのやさしさと強さを。
それを思い出したら、急に心が軽くなって。 面白いくらい笑顔になれた。 びっくりするくらい、あったかい気持ちでいっぱいになった。 自分で自分を『おめでたい』と思ったくらいだ。
そんな気持ちを、貴方にメールしたの。 貴方はマイナス感情を表に出さない人だと思い込んでたこと。 貴方を怖いと思ったこと。 でも、何故か逃げたくなかったこと。 2月のことを思い出したこと。 素直に、メールしたの。
本当は、言わないほうがいいと思った。 私の中での葛藤なんだから、言わないほうがいいんだとは、思った。 もしかしたら、貴方は気分を悪くするかも知れない、とも思った。
それでも、伝えずにはいられなかったの。 貴方のおかげで、私の心は少し強くなってたことに気付いたから。 それを貴方に知ってて欲しくて。 貴方に「ありがとう」を言いたくて。 伝えずにはいられなかった。
そしたらね。 真夜中にメールが届いたの。 冗談を交えつつ、真面目にコメントをしてくれた。 ちょっと、テンション高めのメールだった。
やっぱり、伝えて良かった、って思った。
貴方はいつも、私の心を軽くしてくれる。 本当に悩んだ時、本当に伝えたい想いがある時、本当に応えて欲しい時。 貴方はいつも、私が望む以上のものをくれる。 あったかくて、やさしくて、ホッとする。 いつもいつも貴方は大きい。
メールの最後に、『ケーキ、マジ美味しかった!』と書かれていた。 この間会った時、チーズケーキをあげたの。 感想は既に貰っていたのに、もう一度言ってくれた。 2回言ってくれる時は、多分本当に美味しかった時。 だから、あのケーキは気に入ってもらえたんだね。 良かった、嬉しい。 今、私が出来る、貴方を喜ばせる唯一のこと。 食べてくれて、ありがとう。
改めて、ありがとう。
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