ふたつのこころ

2008年03月13日(木) とけるこころ。

誰かに恋をする時。
やっぱり空気感に惹かれているな、と思った。

会った瞬間に、その空気をキャッチする。
威圧感だったり、ぬくもりだったり、一途さだったり、弱さだったり。
全てが当たるわけではないけど、なんとなく感じ取る。

正直、自分より大きな男の人は苦手。
私より小さな男の人なんて滅多にいないんだけどね。
なんか、見下ろされてるような感覚が、たまに怖い人がいる。
それは、威圧感なんだと思う。
そういう人は、大抵亭主関白タイプ。
馴染めない・・・。


恋をする相手は、その空気がするりと心に入ってきていた。
閉じていても、隙間を縫って入ってきた。
付き合ってみないと分からないことはもちろんあるし、
悲しいけれど、途中で空気が変わってしまうこともある。



貴方に会った時、私の心はある意味リセットされていた。
オープンになっていた。
それは、憧れの人と出逢った時の心境に少し似てたと思う。
まだ誰にも心を傷つけられていない状態だった頃。
そんな心境に似ていた。

だから純粋に温かい空気をキャッチして、溶け込んでくれた。


この間会った時、少し離れたところから色んな人を観察してた。
そして思った。

外見だけで言うなら、本来は好きにならないタイプだなって。

外見だけなら、他にもっと好きなタイプの人はいる。
もっとかわいい感じの人がタイプ。
イイコイイコってしてあげたくなるような、そんな人に惹かれるはず。
よく話をしてくれる人で、そんな人もいる。

貴方は、クリクリの二重でもないし、
髭は伸ばしてるし、ピアスもしてる。
本来なら、あまり好きなタイプではない。

でもそんなことが気にならないくらい、温かな空気を感じたの。
そのままの貴方に、
その姿の貴方に惹かれたんだと、思う。

だからこそ、戸惑いもある。
こんなに穏やかに人を好きになることは、初めてだから。
いつも一気にヒートアップしてストレートに表現してた。
こんなに穏やかな気持ちは初めてだから、たまに『本当に好きなのかな?』と自分を疑う。


でも、貴方の持つ空気が、するりと私の心に溶け込んだのは確かだ。
それを嬉しいと思ったことも確か。
それだけで、すごく嬉しいと思える。
そんな風に思えるのは、やっぱり好きだからなんだと思う。

この気持ちを、忘れたくない。


 きのう  ひび  あした


みかる [めえる]

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