5行日記
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ドキュメンタリー映画。マイケル・ムーア監督の考え方が入った偏った編集ではあった。
私は、元々アンチブッシュなので(京都議定書からアメリカが離脱したから)、ブッシュのまぬけなアホ面&失言を、いやという程つなげる編集は、別の意味でアメリカが心配になったけど(あんな人が大統領でいいのか?)、この映画の根底にあるのは、やっぱり、NO WAR!だと思う。
日本もそうだけど、アメリカも、いやどの国も、メディアは偏った放送をする。イラク空爆の映像は、音声がない。死体もない。負傷者の死にそうな様子も、死んでいくアメリカ兵も映さない。
何故か?戦意喪失するからだそうだ。誰の?
残酷だからと放映を控えたという、アメリカ民間人がイラクの反米グループに焼き殺されて、その死体を広場に吊されるという映像もこの映画では使っていた。アメリカ上層部(あえて、もうブッシュさんと言わない)は、この映像見たでしょう。それでも、撤退しない。
その点、クリントン大統領は、1993年のブラックホーク・ダウン事件をきっかけに、ソマリアから撤退した。それだけでも偉い。(と思ってしまう)
イラクにテロリストはいるのか?9.11の事件を起こしたのは、イラク人ではないのは確か。
でも、確実に、今、復讐心を持ったテロリストの芽を育てているような気がする。
そして、アメリカ兵もいろいろ。お気に入りの曲をかけて、ノリノリで攻撃すると興奮気味に話す人。魂を殺さないと人は殺せないと言う人。なんで戦争しているのか解らないという人。彼らの大半は、貧しい階層、地域の若者で、アッパークラスの息子はいない。
ムーアが、議員達に突撃インタビューをして、自分の息子を軍隊に入れてはどうか?という質問に誰もまともに答えなかったのが印象的だった。
でも、実際、純ちゃん(小泉首相)が見ても困る映画だとは思った。(見ないそうですが)
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