フォーリアの日記
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2006年04月15日(土) バッハ・コレギウム・ジャパン「マタイ受難曲」

バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲を聞いてきました。

昨日がキリスト受難の日、聖金曜日だということで
この頃、マタイ受難曲の演奏があちこちで行われるはずだと夫が言って
このコンサートを探してきました。

バッハ・コレギウム・ジャパンの所沢公演です。
オーチャードホールの公演は14日夜ですが、探し始めた時すでに売り切れていました。

午後のコンサートなので、昼食後に出かけ、夕食までには帰ってくる予定です。
幸いお天気もよく、所沢まで気持ちよく出かけました。
家から所沢は電車の乗り継ぎが良いと意外と早く着きます。
早めに行ったので、通りがかりの航空公園にあるYS11がちょうど公開日で、中を見学できました。

ミューズ アークホール(大ホール)は立派なホールでパイプオルガンもあります。
真中の席を選ぶためにわざわざ座席指定できるチケットぴあを探して買いに行った甲斐あって
座ってみてもなかなかいい位置です。

アルトの代わりにカウンターテナーが2人もいたのでちょっとびっくりしました。
内容的に女性の役なので、見た目とちょっとギャップがありますが
歌は素晴らしいです。

バッハ・コレギウム・ジャパンがどのような実力の演奏団体かも知らずに行ったのですが
いやあ、たいしたものです。
ソリストの実力もたいしたものです。
エバンゲリスト(福音書記者)のテナーもいいし、イエスのバスもいい。
いや、ソプラノも、アルト役のカウンターテナーも、合唱もみんないい。
オーケストラもいい。
通奏低音の低音楽器の実力もすごいです。

実は昨日予習をするといって、抜粋版のCDを聞きながら
夫が何年か前に別の演奏家の公演で聞いてきた時の歌詞冊子を見ていたのです。
しかし、全体がストーリーになっているので抜粋版ではこの感動は味わえません。

そして、私にとってはこの曲を全曲聞くのは初めてなので
バッハもすごい、と思いました。
音楽好きにはマタイ受難曲のファンがよくいるのですが
これは、いるわけです。たいしたものです。

所沢まで出てこられる人は限られているかもしれませんが
空席が多くてもったいないことです。
地方公演にしては客層もいいです。(前に大宮でひどかったのは何だったんでしょう?)

途中休憩をはさむ3時間の大曲ですが、一気に終わってしまったという感じでした。


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