フォーリアの日記
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2004年02月28日(土) 電子ピアノ修理

先日お願いしていた電子ピアノの修理に
今日来てもらいました。午前中ということでお願いしていました。

主な症状はラ(二点イ)の音が出ないということなのですが
経過としてはずいぶん前から一部症状はあったのです。

何年か前からいつも、「こういう日は一年で一番湿気が多い」という日(例えば台風とか)には
ラの音が出なくなったのです。
そして、その後乾燥した日になると直っていたのです。
そうやってすぐに直るものだから、何年も放ってありました。

ところがここのところ、まったく鳴らないか
電源をつけた直後に鳴っても、まもなく鳴らなくなるのです。
要するに弾こうとするとほとんどラの音が鳴らない状態が普通になってしまいました。
これでは気分良く弾くというわけにいかないのはもちろん
練習にも伴奏にもならないので、修理を依頼することにしたのです。

この電子ピアノはアクションの動きと鍵盤の動きをセンサーで読み取って音がでるようになっています。
MIDI再生ではラの音も出るので、素人考えでも発音機構側ではなく
センサーの方の問題だと思っていました。

修理に来た方は中のセンサーの問題だから通常は気候には関係ないのだけど
湿気の多い日はセンサー部分が雲って読み取れなくなったりするのかもしれないと言っていました。
それが湿気に関係なくずっと鳴らなくなったのは、経年による劣化なのでしょう。

おそらく傷んでいるのはアクション側のセンサーだということで
上のふたのネジをはずして開けました。
刷毛を持ってきていて作業前に中の埃もはらってくれました。(掃除機はうちのものを使って)
夫は「ずいぶん埃がたまっている」と言っていましたが、
私は7、8年開けなかったにしては、たいしたことはないように思いました。
PCのようにファンで空気を流したりしないのであまり入り込まないのかもしれません。

センサーは、光ファイバーが各音のアクション部分に延ばされていて
アクションが光をさえぎるのを感知するようになっているそうです。
取り替えたのは光ファイバーではなく発光ユニットの方です。
その中でラの音へ行く経路で光が弱くなってしまうようなことがあるようです。

ダイオードも長年使用すると悪くなることがあるようなことを言っていました。
発光ダイオードは12個しか使われていないので
オクターブ皆1つのダイオードでまかなっているそうで
ひとつだめになるとどのオクターブでも同じ音が出なくなるそうです。
そういえば、買ってすぐの故障ではそういう鳴らなくなり方をしたこともありました。

強く弾けば鳴るという場合は、アクション側でなく鍵盤側のセンサーの問題の可能性が高いそうです。
今回は鍵盤側は開けていません。

さて、無事に直ったのでひとまず安心です。


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