すっぴん



■■ スリッパ ■■
2002年01月11日(金)

今日は歯医者に行った。
のイスに座り、ミニエプロンを掛けて貰う。
ちょっと時間に遅れてしまったので、『遅れちゃってすいませーん』なんて言いながら辺りを見回すと、トレーの上に恐怖の注射が乗っていた。

先生何するの?今日は何?注射しなきゃ駄目なの?先生...せんせーーーーー

私は心の中で叫んだ。
注射器を見つめながら叫んだ。

『ああ、私は今日麻酔を打たれてしまうんだ。嫌だなぁ〜怖いなぁ〜』
そう考えるとドキドキそわそわしてきた。
そんな事をしているうちに、先生がやってきた。
イスが倒される。グイーーーン

『あれっ?あれれれれ?』
ここで又余計な事が気になった。

『今まで、このイスに乗っている時は、スリッパを脱いでいたのか脱いでいなかったのか』だ。
倒された時、ぽたっとスリッパを落としていた様な気もするし、ちゃんと履いていた様な気もする。
『どうすれば良いんだ?普段どうしていたんだ?あれ?どうだっけ?』

注射を打たれると言う緊張感で、私はいつもの私では無かった。
普段の動きが自然に出来なかった。
ずっとそんな事を考えていたら、注射をされる恐怖をいつの間にかれていた。

こんな時、一つの事にしか集中出来ない性格(?)って、特だなぁと思った。


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