酸性
DiaryINDEX|past|will
今日、日本からkazumiちゃんが来た。 kazumiちゃんはこっちで知り合ったお友達。 今日はうちに泊まってくれることになって、アパートに着いた後、 サンタモニカへ遊びに行った。 土曜日なので、サンタモニカはすごい人。特に繁華街の サードストリートプロムナードは、ショッピングセンターが中心の アメリカでは珍しく商店街なので、今日のような晴れた日 (といってもほとんど晴れてるけど)、特に休日はものすごく賑わう。 GAPを始めとした大型店が店を構え始め、以前のようなのんびりと した雰囲気はなくなってきてしまった。そのうちシャネルとかグッチも 進出するかもね、でもここだけはビーチサンダルオッケーに してもらいたいね、言いながら隣のベニスビーチに向かった。
ベニスビーチ…ベネツィアにちなんで名づけられたこのビーチは その昔、スパが立ち並ぶ優雅なリゾート地であったらしい。 今はというと、タトゥー屋、Los Angeles等の ロゴが入ったTシャツ等を売る店がビーチの正面に建ち並び、 ビーチを背にして、占い、マッサージ、タトゥー、 お香、、自分で書いた絵等を売る露天が店を構える。 特にタトゥー屋は本当に多く、商売になるのかなと思うほど。 腕に漢字を入れるのがこっちでは人気があるので、 サンプルには絵の他に「幸、根性」といった文字の他に 干支や星座の文字等もある。 その他、首に自慢の白大蛇を巻きつけたり、砂で上手に作った人魚の写真を 観光客に撮らせる代わりにお金をもらうといった 人達で埋め尽くされている。ダンス、バンド、曲芸などの パフォーマー達も溢れている。そこを通る人たちといえば ビーチ沿いなので水着姿の人はもちろん、ローラブレードや スケボーをする人が多いのだが、たまにエレキギターを 弾きながらローラーブレードで走りさる人、意味もなく着ぐるみを 着ている人なども通る。 この人たちのほとんどが、いわゆるヒッピーといった感じの いでたちをしている。 バスケットコートや、屋外スポーツジムもあって マッチョを誇示したい人がムキムキとマシーンを操っている。 こんなにも妖しいビーチが他にあるかな。 脳天を直撃する炎天下でベニスビーチを歩いてると、思考回路が ショートしてくる。立ち込めるお香の匂い、ベリーダンスを一心腐乱に 踊る人、占いという看板を掲げて世間話の相手を探す人、とりあえず 絵を書いてみたから広げてみました的な芸術家たち。 ベニスビーチに着いたとたん、店に入って ビールをあおってしまった私たちは、ギラギラ太陽の下、 トリップしながら重い足をひきずるようにして、妖しいベニスビーチを ふらふらを徘徊した。
|