武ニュースDiary


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目次前の記事新しい日記


2010年03月11日(木) ヤオさん、怒る●メールインタビュー(新文化報)

今度は別のブログ人が、これは絶対ほんとと言った、結婚&子どもができた説について、
台湾りんご日報の芸能コラムニス阿霞がヤオさんに確かめたと書いています。
ヤオさんの答えがおかしかったので、ちょっと抜き書き。

(前略)
はかねがね大陸同胞の想像力と創造力に感服しており、
急いで金城武のマネジャー、ヤオ・イージュン氏に確かめたところ、
なんと氏は、聞くや否や、こう言ったのであった。
「どうかしてるわ、何百遍結婚してないと言ってると思うの、
こういう人たちは自分のサイトにアクセスさせるために、こんなことを書いてるんですよ」
もし彼が本当に結婚したら、公表するのか、と聞いてみると、ヤオ・イージュンは、
「将来のことは知りません。
たぶん、すごく年取って芸能界を引退したらね(公表するかも)。
でも、今、してないといったらしてないんです」  (後略)
(台湾りんご日報 2010.3.10)




そしてスターの金城武ではなく(メールインタビュー)

先日の「独占インタビュー」に続き、今度はメールによる単独インタビューが。
結構長いものです。
既にDolphinさんも一部紹介してくださっていますが、もう少し補う意味で
今まで語ったこととほとんど同じ言い回しのところ、
「怪人」で、日本のプロモで何度も聞いたところは外して訳してみます。



城武と言えば、大部分の人の頭に浮かぶのは、決まって魅力あるその顔である。
彼は世界の様々ないい男ランキングの常連だ。
だが、彼自身に言わせると、普通の人間でありたいだけだという。
その金城武と、日本のドラマ女王、松たか子主演の「変相黒侠(K-20 怪人二十面相・伝)」が
3月12日に長春で公開される。
先日、記者は電子メールの形式ではるか日本に滞在中の金城武にインタビューを行った。
金城武はひとつひとつの質問に真剣に答えてくれ、
質問の意味を確かめるために問い合わせのメールをくれたほどであった。

(中略)

[監督について]

(中略)

ーーあなたは大監督に特に気に入られているようですね。どうしてでしょう?

 わかりません。役者は監督の将棋盤の上の駒のひとつに過ぎません。
この駒が動かしやすいとか、何か役割を果たせるとかあるのでしょうね。

――一緒に仕事をした監督の中で、一番好きなのは誰ですか?

 どう言ったらいいですか? 
もし、どの監督も好きだと答えたら、無難なお世辞だと絶対思うでしょう?
こういうふうにしかお答えできないですね。
チャン・イーモウ監督が「LOVERS」のオファーをくれたとき、
最初、ぼくはポカンとして、台湾のぼくのマネジャーに電話をし、
人違いしているんじゃないだろうかと尋ねたんです。
チャン・イーモウ監督は役者に対して本当によくしてくれて、ずっと気持ちよく仕事ができました。
それからジョン・ウー監督は、とても真面目で、骨身を惜しまない人で、
いつも誰よりも早く撮影現場に来ていました。
ウォン・カーウァイ監督のことはみんな知っていると思いますが、
台本を持たず、仕事の間はまるで夢の中のようでした。
あと、ピーター・チャン監督は本当に香港人らしく、ぼくと話をしたがりました。
話をするたび、教えられることがとても多かったですね。
その他にも大勢の監督がいて、とても選ぶことなんかできません。

――なぜここ何年かは、歌もテレビドラマもやらなくなったのですか?

 役者をやりたいんです。おそらく外形的なことからアイドルに仕立てられただけで……
スターは、歌い、踊らなければならない、
日本なら、さらに連続ドラマにも出て、露出を絶やさないようにしなくてはなりません。
しかし、役者をやるのにそういうことは必要ない、自分がいいと思うことをやりさえすればいいんです。

――いつ、自分が俳優に向いていると思いましたか?

 ウォン・カーウァイの映画に出るようになって、映画の中で自分がちょっと成長したな、
何もわからない子どもから大人になったなと感じ、これからの人生や仕事の方向を考え始めました。
その後、大監督との仕事が続いて、一作ごとに自分が少し成長しているのがわかりました。
映画はぼくに自分が成長していること、大人になって、
人生に対し責任を分け持つようになったことを実感させてくれました。
それは、昔、跳んだりはねたりしながら訳の分からない歌を歌っていた頃には考えもしないことでした。

[今の気持ちについて]

(中略)

――あなたはなぜそんなに控えめなんですか。


 控えめですか? よくわかりませんが、控えめというのではなく、
賑やかにできないし、外に出るのが好きじゃないということだと思います。
でも、それはぼくが控えめだからじゃなくて、出かけても何をしていいかわからないからなんです。
例えば、以前はいろんなイベントに頼まれて行きました。でも、何をするのか?
ぼくはおしゃれが好きな人間ではないので、ブランドの話をしに行っても、何を話したらいいのかわからない。
それからレッドカーペットを歩いて写真を撮られて、展示品みたいにそこに立って、
とても不自由な感じがして、手足のおきどころがないんです。
また例えば芸能人の集まりに出席するのは、もし友達同士なら酒を飲んでればOKだけど、
芸能人の集まりではほとんどよく知らない人ばかりで、何をしたらよいのか?
家でゲームをしたり、本を読んでいる方がいいですよ。

――今は理想的な生活ですか?

 今の状態にはずっと満足しています。今も昔も、これからも。
俳優なら、映画がヒットして、お金がたくさん入り、世界各地に家を持って、個人用飛行機まで持って、
たくさん賞をとり、オスカーをとれれば完璧だ、とほとんどの人が考えるのかもしれない。
でも、ぼくは一番普通の状態でいることこそ、一番いいと思っています。
なぜなら俳優の世界は上べの華やかさの世界だから、
年とってから、もし高すぎる、現実離れした夢を持っていたら、
いつの日か人気が落ちてしまうと、気持ちの落差を受け止められないでしょう。
だからぼくは今、毎日、もう人気がなくなったときと同じ暮らし方をしています。
そうすることで初めて、スター金城武の存在ではなく、金城武という人間を本当に感じることができるのです。

[意中の人について]

(中略)

――アジアの大勢の女性たちが、あなたのことを完璧な男性だと言っているのを知っていますか?


 完璧な人間の定義って何ですか? 外見のこと?
外見のいい男の人は、芸能界にはそれこそたくさんいますよ。
ぼくは、自分はまだ完璧な男のレベルには達していないと思います。
まだ十分成熟していないから。

――では、完璧な男の定義とは何だと思いますか?

 外見とは全く無関係ですね。
他人を愛することができるには、自分をも愛することができないといけないし、
世の中のあれこれに淡々と対せなくちゃいけない。
ぼくは、今は何とか自分を愛せているだけだし、淡々と世の中に対することはまだできていません。

――それはどういう意味ですか?

 例を挙げますね。
普段のとき、路上でぼくに気がついた女の子にぶつかったとする。
日本の女の子でも中国の子でも、ぼくを見ると大声で叫んで、
それからツーショットをお願いしますと言いに来ます。
それが済むとすぐ横を向いて携帯で友達に電話して、もうぼくのことは相手にしないんです。
彼女らが友達とぼくの名前を言っているのが聞こえるんですが、
そのときのぼくの状態はといえば、誰もぼくとおしゃべりしようとしない、
普通の人が交わす話をしようとしない。
こういうとき、こんな状況を気にせず受け流すことがどうしてもできないんです。

――イヤになりますか?

 イヤにはならない、仕方がないという感じですね。

――では、あなたの考える理想の女性はどんな人ですか?

 心が善良で孝行な人が好きです。容貌はどうでもいいです。
美人は芸能界には大勢いるんじゃないですか? 十分過ぎるほど見てますよ。
こういうことを言うとあまりよく聞こえないけど、実際、この2つを兼ね備えるのはとても難しい。
自分だって絶対的に善良で絶対的に孝行なんて無理ですから。

――あなたが孝行なことは誰もが認めていますよ。

 いや、孝行にはほど遠いですよ。いつも時間がなくて親のそばにいてあげられませんから。
あることがあって、ずっとすごく悲しい気持ちになっているんです。
子どもの頃は母と一緒に台湾で暮らしていましたが、2、3年前親のところに戻ったら、
台湾語が話せなくなっているのに、突然気づいたんです。
何年も家を離れていて、日本語、広東語、英語、北京語はうまくなったけど、
子どもの頃から母と話していた台湾語を、なんと話せなくなっていたんです。
聞いてわかるだけで、言葉が全然出てこない。
辛かったですね、小さい頃から面倒を見てくれた人たちを裏切ったようで。
同時にこう思いました、自分はどのくらい長いこと、そばにいなかったんだろうかと。
だから、将来、彼女ができたら、ぼくの代わりに親のそばにいてくれる人だといいなと思います。
(殷維・文 新文化報 2010.3.10


 BBS   ネタバレDiary   22:30


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