武ニュースDiary


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2008年02月21日(木) ピーター監督の武への評価

大陸ニュースサイトで、「投名状j」についての
ピーター・チャンへの長いインタビューがアップされており、
中で、記者が、私たちファンが聞きただしてみたいことを質問してくれていました。


記者 マスコミと映画批評界は、こぞってジェット・リーの今回の演技に対し、
非常に高い評価を与えています。
あなたもアンディ・ラウについて、わざわざ賞賛を口にしている。
しかし、それに比べ、金城武のこの作品での演技に注目する者は多くありません。
私はあなたの金城武への評価を聞いてみたいと思っています。


ピーター・チャン 彼は映画の後半部を支えているのです。
前半ではずっと観察者の立場にいて、
ジェット・リーやアンディ・ラウのように、正面に出て、
自分の演技をたくさん見せるようなチャンスはありません。
実はこういう役どころの方が難しい。
いかに観客に自分の存在を忘れさせないでいられるか、これは難題です。

金城武の後半部での演技が、ラストの感情の崩壊も含めて、
私に与えた衝撃は非常に強烈なものでした。
と同時に、これは彼の最高の作品になったかもしれないと思いました。
ふつふつとたぎる感情をすべて解き放っています。

しかし、この問題はそんなに簡単ではありません。
最も重要なのは前半であり、絶対に彼の見せ場ではないところで、
このようなレベルに達している――
つまり、彼は、いるだけで、その存在を観客に感じさせることができているのです。

その演技の魅力と円熟は、すでにジェット・リー、アンディ・ラウという
2大スターと並んで遜色なく、安定感があるまでになっている、
これは非常に素晴らしいことであり、実に大したものです。
みんながジェット・リーとアンディ・ラウにばかり注目し、
アンディ・ラウのイメージ・チェンジばかり見ているのは、彼(金城武)に対し、不公平です。
(新民周刊 2008.2.20)


話は変わりますが、
あちらでたくさん出た、この映画についての感想に多くあったのは、
ぜひ、映画館で見るように、という勧めでした。
私もそう思います。DVDで見ても、いいものはいいでしょうが、
例えば、自分がその場にいるような、時代にスリップしてしまったような
リアル感のある映画を作りたいと事前に監督が言っていた、この映画、
同じ戦闘シーンでも、のしかかられるような大画面で見るのと、
神の目のような位置で見るテレビ画面では、受ける感じはおのずから違ってきます。

スクリーンとテレビ画面の違いをはっきり感じたのは、
一見あまり関係なさそうに見える小品(と言っていいですかね)、
「ターンレフト、ターンライト」ででした。
主人公2人があまりにすれ違って出会えない自分たちを、写真でまざまざと見せられ、
嘆くシーン、その写真の1枚に、同じ車両にイブとジョンが違う方向を向いて
吊革につかまっている様子が写っています。
そのジョンの横顔がクローズアップされます。
台北の映画館で見たとき、その哀しい横顔がぐっと胸を衝かれる思いがしました。
日本での公開前にDVDで見たら、それほどの迫り方がない。
小さくなることで、ジョンの表情がやはり読み取りきれなくなっているんです。
私は出不精で、絶対見たい! と入れ込むほどのものでないと、
DVDでいいや、となってしまいがちでしたが、
事情が許すなら、映画はできるだけ、スクリーンで見ようと思いました。

話また飛んで、「K-20」のエキストラ募集の件について、Dolphinさんが心配しておられましたが、
別に大丈夫なんじゃないでしょうか。
どうせ、ロボットさんのブログをのぞいているのは金城ファンが多いのだし、
困るとしたら、同伴の保護者役がお母さんばかりになることくらい(?)。
でも、向こうも選ぶでしょうし。
要は条件に合う人がスムーズに集められればいいので……と、楽観的な私は思います。



 BBS  ネタバレDiary  22:30


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