武ニュースDiary

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2007年09月18日(火) |
「投名状」エントリー取りやめ |
昨日のニュース、正式にエントリーを取り下げたそうです。
いち早くオスカー外国語映画賞参戦を表明した「投名状」が、 出資者間の意見の調整がつかず、昨日、正式にエントリーしないことを発表した。 「投名状」の取り下げにより、英皇電影は昨日、 香港映画としてオスカーにエントリーする予定であった「太陽照常昇起」を、 内地映画として申請する考えのあることを明かした。
寰亜電影はオスカーエントリーを諦めた
本紙は、昨日、「投名状」の出資会社の1つである寰亜電影に電話で問い合わせた。 映画の宣伝責任者である王女史は、数日間の論議の後、 「投名状」は来年のオスカー外国語映画賞エントリーを既に放棄したと語った。 女史は言葉を濁しつつ、アメリカの出資者が強く反対したため、 中国側が譲歩することになったと話した。 オスカーエントリーは放棄したが、そのことで興行成績に影響はない、 主演のジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武、シュー・ジンレイらは いずれも大きな集客力を持ち、ピーター・チャン監督の力も高く評価されているから、 と出資会社は言明している。
この件について、内地で「投名状」のポストプロダクションに日夜邁進している ピーター・チャンに話を聞いた。 監督は、エントリーについて、自分も決断したが、 「決断の内容は今はまだ明らかにするのは差し障りがある。 数日後には応えられるだろう」と言う。 詳しい事情は明かさないものの、ピーター・チャンは、出資者間に 「投名状」のエントリーについて意見の食い違いがあることを認めている。 また、12月13日の内地公開は変わらない、 中国とアメリカでは同じ版を上映するとも明かした。 「中・米版は同じものだ。この映画は観客制限には引っかからないから」
アメリカ側出資者、各賞へのチャンスを手放せず
「投名状」は、今年最も早くオスカーエントリーを表明した中国語大作であったが、 その決定は全ての出資者の同意を得ていなかった。 「投名状」には内地と香港の出資会社の外、ハリウッドの出資会社もある ――モーガン=チャン・フィルムズである。 そしてエントリーに関しては、モーガン=チャン・フィルムズの責任者 アンドレ・モーガンが全てを統括していたのだった。
今年8月、中国側出資者が初めてエントリーの意向をモーガンに伝えたとき、 すぐさま反対に遭った。 アンドレ・モーガンの考えはこうである。 大作中国語映画として、「投名状」はハリウッドの注目も呼んでおり、 来年初めにはアメリカの主要映画チェーンで上映される。 となれば自動的にオスカー候補となりうるので、 来年の外国語映画賞のエントリーに間に合わせるために 再来年、各賞をねらう機会を逸する必要は全然ない、 というのは、オスカーの規定により、1作品につき、 エントリー資格は1回しか与えられないからだ。
アンドレ・モーガンの理由から考えると、 アメリカの出資者の方がより大きな野心を持っており、 オスカーの一般の賞を狙うことが最終目標だということだ。 しかし、「投名状」は来年初めでないと、アメリカでは上映されない。 たとえ、ノミネートされたとしても、再来年のオスカーでしかない。 その頃は、中国での公開から1年も経っており、 オスカーという材料も興行成績にはもはや何の足しにもならない。 また、中国での公開は今年年末なので、今こそが宣伝のカギとなる時期である。 だから中国側出資者は、オスカーエントリーは この映画にとって絶好の宣伝材料となると考えているのだ。 最近、中・米双方は何度も激しい討論を繰り返したが、 結局、中国側の譲歩に終わった。 (信息時報 2007.9.18)
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