武ニュースDiary


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2006年12月18日(月) 「傷城」新浪聊天室

「傷城」会見に続き行われた新浪ネットのチャットルームでの話です。


新浪聊天室 ゲスト・金城武

司会者 新浪ネットのみなさん、こんにちは。
アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督の大作、「傷城」がまもなく公開されます。
今日は大変幸いなことに、主演の1人、金城武さんを
私たちの新浪聊天室のゲストとしてお招きすることができました。
まず、金城武さん、ネットのみなさんにご挨拶をどうぞ。


金城武 Hello、みなさん、こんにちは。

司会者 この「傷城」は、タイトルを聞くだけで非常に悲しい物語ですが、
新浪ネットのみなさんに、映画の中での役について間単に説明してください。


金城武 ぼくの役は、ぼくとニー・レオンは2人とも警察官で、ぼくが彼の部下です。
(以下、いささかですがネタバレにつき割愛)

司会者 映画はまだ公開前なので、細かくお伝えするわけにはいきませんね。
今、大変流行っている言葉があるんですが、それは「誰の心にも傷城がある」。
「傷城」のこのテーマについて、どう解釈していますか?


金城武 僕自身、聞いたときは、あまりいろいろと考えませんでした。
というのは、監督のアンドリュー・ラウは、香港に対してある思いを抱いて、
香港を描きたいのだなと感じたからです。
背景は香港、出来事、物語、人物も全部香港。
おそらく彼にとって傷城はかなり深い意味をもっているのでしょう。
ぼくは聞いたときは、あまり考えませんでした。

司会者 映画の中の傷城は香港ですが、あなたの中の傷城はどこですか?

金城武 どこもそうだと思います。
生まれたところ、仕事を始めたところ。
後に台湾、香港、日本、アメリカまで、あるいは中国と
あちこち行って映画を撮るようになりました。
行ったところ行ったところで嬉しいこと、いやなことがあります。

司会者 「傷城」でのあなたの演技を拝見ましたが、かなり崩れた感じの役だと思いました。
監督はあなたのことを、世の中を忘れることができ、
世の中もまたあなたを忘れられる人だといいましたが、あなたはそう思いますか?


金城武 (笑って)ぼくは、みんなが今何をしているから、
何を流行っているから、自分もそれをやらなくちゃとは考えない。
そういうことにはあまり興味がないですね。
子どものときは内向的な方でしたから、
何かを表現しようとはあまりしませんでした。
でも、その後、仕事を始めてからは、だんだん慣れていきました。
人前で話すというようなことでも、
時間をかけて練習していかなければなりませんでした。
ですから、こういう流行、みんなが向かっている物事を
追っかけるという気持ちはありません。
監督が、ぼくが人から忘れられるかもしれない、
あるいは他人のことは忘れられると言ったのは、
そういうことはあるかもしれませんね。

一般参加者 金城武さん、こんにちは。
ファンになって7年です。
普段の生活でも、あなたはこんなに話をしたがらないで、静かにしているのですか?
今年は仕事量が増えているように思えますが、
それは仕事をすることで、生活を充実させようと考えているのでしょうか?


金城武 普段のぼくは普通ですよ。
友達と付き合って、話もするし、冗談言い合ったりもするし、
多分、ぼくはマスコミでは型どおりの話はあまりうまくできないので、
報道されることが少ないんだと思います。
仕事量が増えたのは、マーケットがずっと動いていて、
中国マーケットの開拓が、たくさん映画を生み出すことになっているからだと思います。
たくさんの映画が中国で製作されて、中国人地区だけじゃないけれど、
それでぼくたちのチャンスもどんどん多くなり、
仕事量も前より多くなっているのでしょう。

司会者 最近2年、続けて正月映画に出ていますね。
今回の映画について、みなさんに勧めておかなくちゃと思うところはどこですか。


金城武 多分、登場人物ですね。
どの人もそれぞれ悲しい経験がある。
その傷への対処の仕方は1人1人違います。
でも、みんな最後には自分の許し、あるいは出口を見つける。
ぼくが見てほしいのは、何か心に悲しみを持っていて、
ずっと逃避しているか、あるいは解決できないでいる人です。
見た後に感じるものがあって、その悲しみを解きほぐす
新しい方法を見つけてくれるといいと思います。

司会者 あなたが普段辛いことに出会ったときは、どんな方法で解決しているのですか?

金城武 ゲームをする(笑)
ぼくは、人にはあまり話さないですね。1人に慣れていますから。
仕事を始めたときも、今仕事がこうだとか、家族にあまり話しませんでした。
ただ友達には……芸能界の友人じゃなくて、芸能界の人ともあまり話しません。
みんな立場や考え方が違うでしょう、だから自分でゆっくり考えることが多くて、
そうでなければ本をもっと読む。
もっと違う方向から考えてみて、自分が成長するようにします。

司会者 この映画ではトニー・レオンさんと再共演しています。
彼を見て、トニー・レオンはひどく変わって、
すごく陰険な感じになったと思った記者もいますが、
あなたは彼と再び共演してどう感じました?


金城武 実は今回が初共演なんですよ。
前のときはぼくが朝まで撮影で、その後トニーと交代で、ぼくは仕事は終わり。
でなければ、彼が撮影が終わった後、ぼくが入るというふうで、
今度が初めての本当の共演なんです。
ぼくは、彼の役が陰険かどうかとか、悪役かそうでないかとかは考えませんでした。
いい人とか悪い人とかじゃなくて、こういうふうに変わっていくのかと感じていました。

司会者 一昨日、私たちは記者さんたちにあるアンケート調査をしました。
それは、この映画で、トニー・レオンと金城武のどちらが
良い演技をしているかというものでしたが、
記者たちが投票した結果は、6対4の割合だったんです。
あなたにとってはかなりいいものですが、どう思いますか?


金城武 まだ映画を見ていませんし、それに評価はあまり気にしません。
映画を見るときは、いつも映画全体がどうかを見るんです。
つながりがいいかどうか。
自分の演技は、実はいくら見たって満足できないものだから、
もし、またやり直せるなら、もちろんもっと良くなるとは思います。
誰が良くて誰が良くないか比べたりもしないです。
今回の、トニー・レオンとスー・チーは、どちらももう認められた人たちで、
一緒に仕事をして、学べるだけ学ぼうと思いました。

司会者 今回、シュー・ジンレイとも共演していますが、
シュー・ジンレイは内地では才女で、みなそういうふうに思っています。
次回策の「刺馬」でも共演することになりますね。
彼女のことはどう思いますか?


金城武 「傷城」の撮影中、彼女から受けた印象は、
とても穏やかで、協調性があるというものでした。
ぼくたちはみんな広東語で演技していたので、彼女1人が北京語だったんです。
彼女にとっては、骨が折れたと思うし、苦労したと思います。
全然違う言葉の中でやらなくちゃいけないから、苦労があっただろうけど、
でも彼女は一生懸命、全力を尽くしたと思う。
自分が初めて香港で映画の仕事を始めた頃も、
こういう感じだったなと、ちょっと思い出したりしましたよ。
全然、何言ってるかわからなくて、とんちんかんなこと言ったりしていたけど、
彼女はそうではなくて、意味を推測することができてました。

司会者 今日、ネットのみなさんも金城武さんの姿を見られますが、
これは「刺馬」の準備のためですね?


金城武 はい。

司会者 2日前、シュー・ジンレイが「刺馬」の主演女優だと発表されましたが、
3人の男に囲まれる女性は、魅力がなければならない、
スー・チーがやるほうが合っていると言う人が多いのですが、
それについて、どう思いますか?


金城武 ぼくも2、3日前初めてその話を聞きました。
また、ぼくの義姉さんをやるんだねと言いましたよ。
誰であろうとその人の特色があると思う。
監督がシュー・ジンレイを使いたいと言うからには、
監督なりの理由があると思うんです。
それから、ちょっと前の、誰が候補になっているとか、
本当にいいことじゃないと思います。
つまり、誰のほうが良くて、誰は良くないとか。
推測するのはしょうがないけれど、でも、もしずっとそう言っていて、
それが本当になってしまったら、大勢の人に不公平になると思うんです。

司会者 「傷城」を見て、私はすごく感じたことがあります。
それは都市の男女関係についてです。
現実生活における都市に住む人間同士の感情は、どうであると考えますか?


金城武 都市の生活は当然スピードが速いですね。
「傷城」でも複雑です。
でも、それは1人1人の縁で、
不愉快なことがあれば、それはその人が経験しなければいけない過程。
誰もがそういう経験があるわけではありません。

司会者 時間の関係上、最後の質問になります。
今年、「傷城」より先に「満城尽帯黄金甲」が既に公開されています。
あなたもチャン・イーモウの映画に出演したことがありますが、
「傷城」の興行成績についてどのように期待していますか?


金城武 もちろん多ければ多いほどいいです。(笑) 
でも、いい映画なら、どれも見に行く価値があると思います。
チャン・イーモウの映画はぼくも大好きですから、「黄金甲」は見てみたい。
こうだから、誰がいい、誰がよくないというのではなく、いい意味での競争だと思う。
どちらの監督も大好きですから、両方ともいい結果であってほしいですね。
それは映画市場全体にとっていいことですから。
(新浪娯楽 2006.12.17)


ようやく画像を見ています。
レッドカーペットのいでたち、素敵です〜
黒でみんなまとめて、記者会見もおおむねモノトーンですね。
チャットルームのテーブルの上に、大麦香茶発見。



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