武ニュースDiary
* このサイトはリンクフリーです。ご連絡はいりません。(下さっても結構です。^_^)
* 引用は、引用であるとわかる書き方なら、必ずしも引用元(ココ)を表示しなくても構いません。
* 携帯からのアドレスは、http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23473 です。
* 下の検索窓(目次ページにもあり)からキーワードでDiaryの全記事が検索できます。
* バナーは世己さんから頂きました。
* Se inter ni estus samideanoj, kontaktu al mi. Mi elkore atendas vin, antauxdankon!
目次|前の記事|新しい日記
2006年01月07日(土) |
「如果・愛」を見ました |
これまで正月に旅行というものをしたことはなかったのに、 今回は「如果・愛」のためだけの台北行き。 本当は映画館に入り浸りになりたかったけれど、 娘がついてくるということで、2回見られたらOKということで出かけました。 でも、結果的に言うと、2回で充分だったと思います。
それは映画が面白くなかったからではなく、 反対に、丁寧に見たい上質の作品だったから。
えーと、これは台北駅構内にあった看板です。 行列していたのはこれかしら? → 看板
1回目はMRTの忠孝復興駅から歩いて15分の微風広場(Breeze Center)という ファッションビルの上にある国賓影城で7:20の回を 現地で働いている友人と娘と3人で見ました。 非常に精緻に作られた映画という印象でした。 冒頭から引き込まれていきます。
何を言ってもネタバレになってしまいそうですが、 立派なミュージカル映画じゃないかと思いました。 もちろん、歌と踊りを見せるのが目的ではなく、 監督の言うとおり、恋愛映画であり、その表現方法として歌と踊りを 導入しているのですが、音楽も画面もすごくいいです。 見終わった後は、音楽が頭の中をエンドレスで鳴っています。
緻密でスリルがあって、描いている内容と同じように複雑ですが、 台湾の観客は、すごく良くついていっているように感じました。
まさにショットの積み重ね、シーンの切り換えで話を紡いでいくので、 そのショットごとのセリフがよく理解できないと、難しく感じるかと思います。 だから、DVDやVCDが入手できたとしても、 日本語字幕版が上映されるまでは我慢して、 一気に見ることをおすすめしたい気持ちです。
もちろん、私も字幕を追うのに精一杯。 中国語がよく意味がとれないと、英語字幕に急いで目をやるという調子ですから、 うっかりすると画面がお留守になり……
そんな具合であっても、1回見たあとは、すぐまた次を見るのでなく、 もう少し自分の中で整理したい、発酵させたいという気持ちを 起こさせる、深いものを持った映画でした。 今回は1回にしておこうかなと考えたぐらい。 でも、意味が充分取れないままでは、発酵もできないので、 映画の後、夕食に火鍋を堪能して夜中過ぎにホテルに戻った後、 眠さをこらえ、持って行った「写真小説・如果・愛」に全部目を通し、 わからなかったところを確認して、次の日に臨みました。
翌日は、市政府駅から歩いてこれも15分ほどのワーナー(華納威秀影城)の 4:30の回に。 なぜワーナーに行ったかというと、 ここは関連グッズのある可能性が非常に高いからです。 03年に「ターンレフト、ターンライト」をワーナーで見たとき、 武とジジの写真入りポップコーンの箱とコップを購入して 嬉しかったのに味をしめ、今回もと、ここにしました。
予想はあたり! チケットの他に、249元出すと、武とジョウ・シュンの写真が印刷された 大きい紙箱にポップコーンをどっさり入れてくれ、 やはり写真の印刷された紙コップ入りドリンク2つがつきます。 さらに今回は、卓上カレンダーとポスターのおまけもありました。
ただ、台湾では(香港も?)これも多分1週間ぐらいで 次の大作の宣伝物に変わってしまい、おととし「LOVERS」を観に行った時は、 公開10日後ぐらいだったのに、看板もほとんどなく、チラシもなく、 非常に寂しかったので、今回は早く行きたかったわけです。
ワーナーは巨大なシネコンで、10いくつの部屋がびっしり並んで上映しているので、 「如果・愛」も、1時間ごとにどこかで見られるのです。 吹き抜けになっているところと、2階の内側の様子です。→ これとこれ。
他の映画館より値段は少し高いけれど、設備はいいし、おまけはあるし、 それに、エンドクレジットもちゃんと流してくれます。 もっとも、最後までクレジットを見ている人は、日本人だけかも知れませんけど。 国賓ではクレジットまで流してくれたけど、明かりがついてしまいました。 友人は、これはいい方で、 たいてい途中で切られると言ってました。
復習後の2回目の鑑賞ですが、シーンの意味が前よりわかるので、 その分、もっと中身に入ることが出来た気がします。 最後の方では、思わずうるっとしました。 でも、後味はいいです。 大陸のファンが「もう4回見ました! 毎回泣いています」と メールに書いてきていたけれど、何だかわかります。
そもそものお目当ての武は―― 「如果・愛」の画面には、金城武の姿はなく、 いたのは林見東だけでした。 林見東という人がいました。 その人の心に寄り添って、近づこうとして映画を見ていました。 彼がプレミアで、映画が「真」で、ジョウ・シュンも「真」だったと 言っていたように、林見東も「真」でした。
それは、言葉がわからなくても、わかるんです。
チ・ジニの役は、最初アンディ・ラウにオファーが行ったらしいですが、 私はアンディじゃなくて良かったのじゃないかと思いました。 ジニさんは、目立ちすぎず(存在を主張しすぎず)、 でも、きちんと役割を果たして、 温かさとちょっとおかしい感じを添えていて、良かったですよ。
DVDがもう手に入りますが、そしてデラックス版なら 一応押さえておくと思いますが、 日本で上映されるまでは、見ないでおきたいです。 武見たさに中途半端に何度も見てしまわないで、 日本語で全体を一気に味わいたい、それまで、とっておきたい気がしています。
そして、もう雑誌や新聞のネタバレを気にしなくていいのもうれしいので、 良い記事を選んで、ネタバレDiaryに少しずつアップしたいと思います。 映画を既にご覧になった方は、どうぞいらして、書き込みしてください。
日本公開の期日が明らかにされず、じりじりするところですが、 もしも、去年新宿で撮影があったのが、この映画関連なら、 春ごろの雑誌記事だったということですから、 もう少しの辛抱ですよね。
BBS ネタバレDiary ★ 23:50
|