武ニュースDiary


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目次前の記事新しい日記


2005年09月22日(木) 「如果・愛」関係ニュース(新スチール●TIME●金馬奨●オスカー)

新しい映像とスチール一般公開

あちらでは、「如果・愛 Perhaps Love」のプロモ映像(十字街頭のシーン)が
公開になったようで、新しいスチールの数々と一緒に記事が出ています。
作品についてと、ジョウ・シュンのことが中心ですが、
金城武についても触れてあるのがあります。


のシーン(十字街頭)の金城武は、田舎から都会に出てきた若い衆の装いで現れ、
同じように見ごたえがある。
この少し間の抜けた一本気な役に息を吹き込むため、彼は撮影前、
50〜60年代の中国映画をレンタルしては見て、
役の本質に近づこうとしていたそうだ。
また、十字街頭のシーンには金城武の激しい踊りはないが、
そのノスタルジックな流れ者のいでたちは、眼を引くこと間違いない。
(新浪娯楽 2005.9.22)

新しいスチールを見てもいい方は、 ←こちらにまとまってます。




「注目の映画」

ーター・チャン監督の映画「如果・愛」は、香港ではまだ
正式上映されていないが、早くも注目を集めている。
ベネチア映画祭の閉幕作品となっただけでなく、
最近は「TIME」誌の選ぶ、秋の最も注目される映画の1つに選ばれた。
中国では同じようなタイプのミュージカル映画は近年まれであることから、
期待もことのほか大きい。
ピーター・チャンはインタビューに答えて、
ミュージカル映画を撮ることにした理由の1つは、
アジア映画はもっと大作を製作する必要がある、
そうすることで初めて、生き抜ける余地を持つことができる
と考えるからだと語った。(後略)
(星島日報 2005.9.22)


「TIME ASIA」でしょうね。



金馬奨の棄権

台湾の映画界にとっては、やはり残念なことだと思います。
武について触れているのも台湾の新聞だから?
金馬奨レース開始の記事の後半部分です。


ーター・チャン監督、金城武、ジャッキー・チュン、
ジョウ・シュン主演の「如果・愛」は金馬奨にエントリーしていない。
昨日、ピーター・チャンは、あまり多くの映画祭には出したくないし、
その上、ポストプロションも、どんなに早くても完成は11月末、
「そのときには、もう金馬奨に参加する理由がない」と語った。
しかし、米国アカデミー賞の香港代表映画選考には参加することを認めた。

「この映画は12月になってからの公開だから、
あまりあちこち映画祭には出品したくないんです。
ベネチア映画祭も、もし開幕、閉幕とも中国語映画が選ばれるという、
めったにないチャンスでなかったら、きっと参加していなかったと思います」

そして、ベネチアの後、東京など4つの国際映画祭から招請があったが、
上映の機会が増えすぎることで、海賊版用の盗み撮りにあうことを恐れ
断ったのだと話す。
だが、「如果・愛」は、ベネチアでの上映のため今年度に完成させたことから、
おそらく来年の参加資格には適合せず、エントリーできないのではないか。
この作品で生まれ変わった演技を見せた金城武は、
主演男優賞を争うチャンスを失うことになるだろう。
(台湾りんご日報 2005.9.22)



オスカーへ?

金馬奨不参加も、ただ日程的な問題ではなく、
宣伝戦略の中での決定だ、という趣旨の記事が香港で出ています。
つまりアメリカのアカデミー賞をねらうというものです。
昨日のニュースでよくわからなかった「戦略」はこのことですね。


港の映画制作者協会主席の洪祖星は、
昨日電話取材に答え、このように語った。
「現時点で3本の香港映画、「長恨歌」「如果・愛」そして「神話」が、
アカデミー賞の香港代表映画の資格を争っている。
今日から続けて3日間、11人の理事が一緒に3本の作品を鑑賞し、
全員が見終わるのを待って、投票でエントリー作品を決める」

ピーター・チャンの「如果・愛」は今月、ベネチア映画祭に出品後、
続けて4つの国外の映画祭から招請を受けた。
しかし、彼はすべて断り、来年3月に行われるオスカーの
授賞式のみにねらいを定めている。

ピーター・チャンは、昨日電話でこう説明した。
「この映画のプロデューサーは、『ミリオンダラー・ベイビー』を
プロデュースしたアンドレ・モーガンです。
彼はオスカーを非常に重視しているので、
私も香港代表の資格を得ることを望んでいます。
香港代表という関門を突破できるかどうかは、私にはわかりません。
すべて理事の投票で行なわれるから、あらかじめ知る事はできないし、
他の2作品が大きなライバルだから」

台湾では、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の「天辺一朶雲」が
エントリー作品となるはずだ。
内地には、陸川監督の「可可西里」、チャン・イーモウ監督の「千里走単騎」、
そしてチェン・カイコーの「無極」の3作品が内地代表の資格を争い、
おそらく今週中には結果が出るだろう。

香港を代表してオスカーの外国語映画賞をねらう香港映画は、
さらに全世界からの50編あまりの映画とノミネートを競わねばならない。
ピーター・チャンは、こう語る。
「実際、オスカーでノミネートされるのは、容易なことではありません。
全世界から50以上の作品が5つの席を争うのです。
当然、ある難しさがあります」
(りんご日報から 2005,9,22)



大陸では、一歩踏み込んで、こんな情報も

「如果・愛」オスカーを狙う
ピーター・チャンは自信あり


昨日、「如果・愛」の製作会社から得た情報によると、
この作品は、すでにオスカー外国語映画賞に香港代表として
参加することになっているという。

聞くところでは、今度の米国アカデミー賞最優秀外国語映画賞
香港地区代表には、「如果・愛」「長恨歌」「神話」の3作品が
立候補しているという。
香港の映画製作者協会主席、洪祖星は、記者の取材に対し、
3つの候補作品は、現在、審査を受けている最中で、
今月28日ごろ最終結果が発表されると回答した。

うわさでは、すでに「如果・愛」が内定していると言われ、
この点を監督のピーター・チャンに確かめたところ、
監督は控えめだが自信を持って、こう答えた。
「言えるのは、私自身は自信があるということだけです。
ベネチアの反響だけでなく、作品の質、それに
私たちのプロデューサーであるモーガンの映画界での経験もあり、
選ばれることには非常に自信を持っています」

香港代表にエントリーした3作品は、いずれも今年製作の合作大作である。
香港映画制作者協会主席の洪祖星は、
これこそ、ここ2年ほどの合作映画隆盛を証明するものだと言う。
記者が3作品の優劣についてコメントを求めると、
彼は、3作それぞれに長所がある、
協会は今年の香港映画のレベルを最もよく表す作品を、
オスカー外国語映画賞に送り込むと答えた。

「如果・愛」の製作会社の話では、ピーター・チャンは今年
すでに5つの映画祭(釜山映画祭、東京映画祭、ニューヨーク映画祭、
台湾金馬奨、トロント映画祭)の招請を断っており、オスカーに的を絞っている。
彼は、昨日、取材の折、
「他の映画祭がオスカーとぶつかるものではないことを知っていますが、
この映画は文芸映画ではないし、芸術映画でもない。
ですから映画祭に参加するという宣伝方法をとる必要はない。
行かねばならぬなら、最高のところに行きます。
だから私はオスカーを選びました」
(南方都市報 2005.9.22)


同じく大陸の信息時報も、アジア各地のオスカーに向けた競争について
報じた中で、香港については次のように述べています。



香港:「如果・愛」が一番人気

香港映画製作者協会は、先ごろ、「如果・愛」「神話」「長恨歌」の3作品に、
来年のオスカー最優秀外国語映画賞香港代表の選定に参加するよう要請した。
ある消息では、「如果・愛」がすでに代表に内定しているという。
昨日、同作品の宣伝部責任者の呉窮氏にたずねたところ、
氏はまだ公に決まったという報告はないとの返答だった。

しかし、この映画は、今年のアカデミー賞を制した
「ミリオンダラー・ベイビー」のプロデューサーがプロデュースを手がけており、
最初からオスカーに向けて動いている。
またこの作品は、タイプがオスカーには非常に合っているので、
監督のピーター・チャンは非常に自信を持っている。
ただ、もし「無極」と「如果・愛」が選ばれることになれば、
2作品が同時に外国語映画賞の座をめざす
ライバルとなるチャンスも目前だ。
(2005.9.22)


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