武ニュースDiary


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目次前の記事新しい日記


2005年09月15日(木) 金馬奨 & アン・リー

ベネチアで好評を得た「如果・愛 Perhaps Love」ですが、
今年の台湾の金馬奨関連で次のような記事が出ています。



ネチア映画祭の閉幕作品「如果・愛」は非常な好評を得た。
金城武、ジャッキー・チュン、ジョウ・シュン、チ・ジニら大スターの魅力に加え、
大がかりなミュージカルシーンは、映画ファンの期待十分である。
年末の金馬奨もまた、この作品のエントリーを待っているが、
昨日、金馬奨には出品しないとの噂が流れた。

昨日伝えられた、金馬奨にはエントリーしないというニュースは、
関係者を飛び上がらせた。
ピーター・チャンは、ベネチア映画祭に出品するために、
かなり無理してプリントを仕上げたので、
公開の前に、編集などポストプロダクションに
十分な時間をかけたいとの意思を表明している。

「如果・愛」の配給元、甲上公司は、
ポストプロダクションが間に合わないと困るので、
今のところ、公開は12月末か、来年1月以降としている。
最終版が金馬奨のエントリーに間に合わないこともありうるので、
今年もし間に合わなければ、来年の金馬奨に参加を考えているとのこと。

しかし、金馬奨は今年規則を一部改定し、来年エントリーする作品は、
今年9月20日以降に完成された映画でなければならなくなった。
「如果・愛」はすでにベネチアで上映しているので、資格を失っている。
金馬奨実行委員会は、「如果・愛」参加の希望を失わず、
引き続き連絡をとりつつ、参加を要請しているということだ。
(民生報 2005.9.15)


ベネチア出品のため、監督・技術スタッフだけでなく、
出演者も相当無理をしたことは、この間の報道でうかがわれます。
映画祭に出品するとなると、ポスプロ途中で、また上映版を作らねばならず、
期日が近い釜山や東京映画祭は避けるというのは、納得できます。
しかし、武も出演していることですし、沈滞する台湾の映画界のためにも、
金馬奨には出品してほしいものです。
でも、上の話は正式な言明ではなく、まだ「情報」段階の扱いなので、
本当のところはわかりません。
興行的にもやっぱり年内公開が妥当だと思うし、間に合わせるだろうと思うのですが、
ただ、あちらは正月らしい正月は旧暦ですので、
年明け公開でもダメージはないのかな?
大陸のニュースサイトでは、12月23日、とすでに明記しており、
私は年内公開を切に祈ります。
再び、監督、がんばれ!

次は、ベネチアで金城武とアン・リーが出あったけど……という、
台湾のりんご日報の記事です。



ン・リーと金城武は「グリーン・デスティニー」では、
一緒に仕事をすることができなかったが、
先日、ベネチア映画祭の折、ホテルの入口で行き合わせた。
アン・リーが進み出て声をかけ、
何年も前、公の場で顔を合わせたことを話したところ、
金城武は全く印象になく、首をひねって
「そうでしたか? お会いしました?」と答え、
アン・リーの気持ちをなえさせた。

アン・リーは、以前から金城武の将来性を認めており、
1999年に「グリーン・デスティニー」の撮影に入るときは、
「羅小虎」役は金城武に演じてもらいたいと思っていた。
昨日、この映画の製作スタッフであった楊恵怡が、
そのときのことをこう話した。
「初め、アン・リーは彼を絶対使いたいと思っていた。
しかし、おそらく金城武の仕事が忙しすぎたのだろう、
テストには1度も来なかった。
そこで結局アン・リーは他の人間を探すしかなかったのです」
アン・リーは非常に残念であったが、
最終的にはチャン・チェンを代わりに起用することになった。

10日、ベネチアでの授賞式の日、アン・リーは金獅子賞を受け取るため、
わざわざトロントから引き返してきた。
やっとのことでホテル・デ・バンに到着したちょうどそのとき、
金城武と他の出演者たちが、「如果・愛」のことで、
現地のテレビ局の取材を受けているところだった。

アン・リーはずっと金城武と仕事をしたいと思っていたので、
彼の姿を見かけると、すぐそばに行って声をかけ、
次は何をやるのかと尋ねた。
また、「昔、新聞社で会ったことがあるのを覚えている?」と聞くと、
金城武はマネジャーのヤオ・イージュンの方をちらと見てから、こう答えた。
「そうでしたか? お眼にかかったことがありましたか?」
(後略)
(台湾りんご日報 2005.9.15)


ちょっと意地悪な書き方ですよね。
りんご日報らしいというか(台湾ですけど)。
それで別にアン・リーが気分を悪くしたとは書かれてないし、
かなり昔の話らしいので、忘れていても失礼というレベルではないと思う。
この後、その昔話に花が咲いたのかもしれません。
そういうところは、すっぱり切って面白く報道するのが、
娯楽新聞(特にりんご系)ですから、
では、アン・リーと仕事をする可能性も、これから大だな、
と受け取り、ひそかに喜ぶのが、私の読み方です。

1番目の記事にしても、ダメかもしれない、とか、
マイナスの内容のほうがインパクトがあるので、
特に海外ニュースは、わずかな材料を元にその部分をクローズアップ、
もしくはフレームアップして記事を書きがちだと
受け止めていた方がいいかと思います。



BBS  1日1回! 11:40  


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