武ニュースDiary


* このサイトはリンクフリーです。ご連絡はいりません。(下さっても結構です。^_^)
* 引用は、引用であるとわかる書き方なら、必ずしも引用元(ココ)を表示しなくても構いません。
* 携帯からのアドレスは、http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23473 です。
* 下の検索窓(目次ページにもあり)からキーワードでDiaryの全記事が検索できます。
* バナーは世己さんから頂きました。
* Se inter ni estus samideanoj, kontaktu al mi. Mi elkore atendas vin, antauxdankon!


目次前の記事新しい日記


2005年05月12日(木) 「如果・愛」会見大陸の記事から①

さて、大陸でももちろん無数の記事が出まして、
どれを紹介したらよいのか、かなり迷いました。
やはり、金城武に興味が集中していたためか、
言葉数が非常に少ないとか、また舞台でのイベント終了後の
個別の囲み取材を受けなかった(武とジョウ・シュンの2人だけ。
ジョウ・シュンは前回の記者会で既に話しているからでしょう)こともあり、
かねてより伝えられていた、露出を嫌うその人柄について
クローズアップしたものがとても多かったです。

その中では、次の2本がいいかもしれないと思います。
とりあえず、1本を。


ピーター・チャン「金城武とジョウ・シュンには傷ついた経験が」

ミュージカル映画「Perhaps Love 如果・愛」の監督ピーター・チャン、
主演金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン、
「大長今」でアジアでの人気急上昇の韓国俳優チ・ジニは、
昨日の昼、上海のチュードゥン映画テレビセンターにそろって姿を現し、
全国から100名を越す記者が駆けつけた。
セクシーなダンスの後、この、30年ぶりの中国ミュージカル「如果・愛」は、
ついにそのヴェールの一部をぬいだ。

かつて、「ラヴソンブ」などの香港映画を製作したピーター・チャンが、
なぜ未経験のミュージカル映画を撮るのか?
ピーター・チャンはこう説明する。
「私は〝大作映画〟の感じを作り出したい。
観客を映画館に引き寄せているのは、みな、
巨額の製作費をかけ、アクションや特殊撮影をつめこんだ映画だけだ。
しかし、そういう映画は私は得手ではない。
だからミュージカルを選んだ。
実は、歌と踊りは映画の華麗なパッケージとして、
観客を映画館に呼びいれるための手段なんだ」

ピーター・チャンは、この映画は〝忘却と記憶〟を語るラブストーリーだと言う。
ジョウ・シュンは〝忘却〟を語り、金城武は〝記憶〟を語る。
作中、ジョウ・シュン扮する孫納は、貧しい家の出だが高い志を持つ娘で、
生きることと成功のためには手段を選ばず、ついには人も羨む大スターになる。
ところが運命のいたずらで、10年後、過去の全てを忘れようと努力しているときに、
彼女の人生で重要な2人の男性が同時に現れる。

監督の摂文(ジャッキー・チュン)は、ミュージカル映画の製作を準備し、
孫納を主役に起用するとともに、これをチャンスに彼女に接近しようとしている。
そしてそのミュージカル映画の主役の林見東(金城武)と孫納とは、
なんと昔恋人同士であり、レッスン中に昔の恋が復活する。
3人はそこで複雑な感情の渦のただなかに放り込まれるのである。

ジョウ・シュンと金城武は、疑いもなくその日の中心であった。
大斉と恋愛してからのジョウ・シュンは、公の場に出るときはいつも
無地の服を着て、満面の笑顔、質問には必ず答えを返すが、
その答えは非常にパターン化して、
以前の妖精のような生き生きした面白さは影をひそめている。

監督は?――「素晴らしいです!」
金城武は?――「とても素敵!」
映画では踊るの?――「とても楽しいです。学生時代みたい」
記者たちもここで手を引きはしない、彼女に金城武についてしゃべらせていると、
「彼は子どもみたいに写真を撮るのがすきなんです」と言ったところで
金城武からストップがかかった。「そんなこと話しちゃだめだよ」

場がしらけそうになったとき、突然金城武が思いついて言った。
「ぼくたちはキスシーンが多い……そうだよね?」
2人は互いに抱き合うような動作をして見せたので、
記者たちはそれっと忙しくシャッターを押すことになった。

自分の役を説明する段になると、2人の話はそろって高遠になった。
ジョウ・シュンは、自分の役は、実は本当に忘れてしまったわけではなく、
理想のために未練を断ち切ったのだと話した。
「記憶」の方はといえば、金城武の話はいささかわかりにくい。
「林見東は本当に覚えているわけでは実はないんです。
人が自分の恋しい思いを守り続けるとき、記憶はとっくに変わってしまっている。
でも本当は変わっていない。つまりとても哲学的なんです」

金城武は囲み取材を受けず、
そのようなスターぶった態度が記者たちの不満を呼んだが、
幸い、ピーター・チャンが場を丸く収めてくれた。
「金城武はずっとこうなんです。私もとても不思議ですよ、
こんな若い人がこんなに無欲でいられるなんて。
外でにぎやかに遊ぶこともなく、ずっと部屋にいるんだから。
彼は人がこわい。人見知りなんだ。
すごく若いときに人気が出て、10代でアイドルになった。
その代価は大きく、友達ともつきあえないし、友人も出来ない。
マギー・チャンとちょっと似てるね。2人とも自分を守ろうとする。
多分、過去に傷ついた経験があるのじゃないだろうか。
ジョウ・シュンも似ているところがある」
(揚子晩報 2004.5.10)


BBS  2:00


前の記事あさかぜ |MAIL

My追加