武ニュースDiary


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2004年12月22日(水) ロンドンでのインタビュー

イギリスでの金城武へのインタビュー記事、
こういうのもありました。

Anwar Brett、
アジアのスターでチャン・イーモウの「LOVERS」の出演者、
金城武と語る


じ1人の俳優が、故国ではものすごい人気なのに、
世界の他の地域では無名だというのは、奇妙な話だ。
それを自尊心が耐え難いと感じる者もいれば、
ちょっと面白いカルチャーショックと受け止める者もいる。
後者が、堂々たるキャリアを持つ美貌の俳優、金城武である。

この31歳の人物は、アジアの映画界では引く手あまたで、
ウォン・カーウァイやシルビア・チャン、
山崎貴といった監督達と仕事をしてきた。
そして、今、チャン・イーモウが、彼をスペクタクル映画「LOVERS」の
9世紀の勇敢な捕頭役に起用した。
中国の、ある大きな勢力を持つ反乱組織に潜入した彼(捕頭)は、
美しい刺客に恋し、その忠誠は試練を受けることになる。
性格俳優として知られた俳優、タケシにとって、
アクションヒーローの役は新鮮なチャレンジだった。

「ぼくは、興味が持てれば、やります」と、通訳を介し彼は説明する。
「コメディでもアクションでもかまいません。
こういうジャンルがやりたい、という決まったものはありません。
ストーリー次第です」

共演のアンディ・ラウとチャン・ツーイーが
アクションでは彼よりはるかに経験があるのに対し
(チャンはチャン・イーモウの「HERO」に出演している)、
自分はこの分野では新米だと、タケシは認める。

「ぼくが練習したのは簡単なこと」と、彼は肩をすくめた。
「でもあまりやっていません。
映画とは空想の物語を本当にしてしまうもの。
夢なんです。夢の実現が映画です」

画はまた、まったく異なる文化を、魅力的に垣間見せてくれるものでもある。
「LOVERS」、そして「HERO」がその流れを汲む武侠物は、
我々西洋人なら、中世の騎士の冒険遍歴物と
重ね合わせて受け止めることができるかもしれない。
だが、タケシは、この映画は中国の風土と文化に焦点を合わせており、
西洋風味にしなきゃいけないとか、あるいはそうしたいとかいう考えは
ほとんどなかったと明言した。

「この映画の撮影中、ぼくの中には中国大陸の人たちがあったと思いますね」
と彼はうなずいた。
「ぼくがこれまで出演してきた映画の対象は、
台湾、香港、日本の観客だったんです。
でも、出演の一番の動機は、優れた監督であるチャン・イーモウと
仕事をしてみたい、そして彼から学びたいということでした。
もちろん中国のマーケットはどんどん拡大して、
とても大きなものになりつつあるし、コストも低く済むから、
今は他の国々が中国の技術を利用するようになっています。
だから、中国に投資する外国企業はもっと多くなり、
アジアは世界とますます近くなるでしょう」

の国の映画に、ハリウッドは無論大きな影を投げかける存在だ。
その魅力は、まだ、金城武にビザを申請して
英語の集中レッスンを始めさせるほどには大きくない。
彼は、アメリカで何かキャリアを追求する可能性を、
慎重な目で見ている。

「あるジャンルの映画で成功すると、他の映画でも
ずっと同じような役を演じることになるって聞いています」と彼は眉をあげた。
「そうだとすると、アジアとは非常に違っています。
アジアでは、多分マーケットがアメリカほど大きくないからでしょうけど、
1つの役だけやっているわけにはいかない。
仕事をしたいんだったら、何でもやらなきゃならない。
でも、もちろん、観客としては、ぼくはハリウッド映画が好きです。
とても面白いと思います」

台湾、日本、香港、そして中国のマーケットを
まず目指すタケシには、今や限界はない。
だが、この名前を覚えておこう、
この才能あるハンサムな若い俳優が、
近いうち、私達のスクリーンに戻ってくる日のために。

「自分がやってみたいと思えるものなら、なんでもやります」
彼はにっこりした。「誰と一緒とか、どの国の作品とかは関係なく」
(What’s on London)


BBS  23:55


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