武ニュースDiary


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2003年07月08日(火) 10年の歳月(映画デビュー作「東方三侠2」)・1

美しい「向左・右」、美しいボルビック……を見るたびに、
金城武のデビューの頃からの変化に思いが飛びます。
「向左・右」の監督が、
武の映画デビュー作「東方三侠2(ワンダーガールズ2)」の監督でもあるから、
よけいそうなんでしょう。

この記念すべきデビュー作について、彼自身ときどき言及していますが、
4、5シーンしか出番がなく、何にもせず、ただ黙って立って、
そして爆弾で吹っ飛ばされておしまい、
遅れて観に行くと出番はもう終わっちゃってるよと、いう具合。
ただそれだけの演技はもうしたくない、と、インタビューでも語っていますけど、
一方で、トー監督を、自分を映画界に導いてくれた人と話し、
この経験が映画への興味を引き起こしたとも言っています。

アニタ・ムイが当時、武を「マンガの主人公」のような顔立ちだと形容したそうですが、
それはやはり、この映画での武の役柄が特別で、忘れ難いものだったからだと、
当時の民生報の記者が書いています。
端役ながら印象に残る役になっているのは、監督のわざでしょうし、
実際、年若く、品があって、美貌でカリスマ性のある教祖という役を
無理なくできる若手がそういるとも思えません。

武いわく、ジョニー・トーと仕事をさせてもらえて非常に幸運だと。
演技指導のときのトーは優れた才能が満ち溢れて、映画の魔力を感じさせ、
歌以外の表現の魅力を教えてくれたからです。

監督というものは俳優を罵って指導するものだと思い込んでいた金城武は、
「トー監督は、まだ怒鳴らないんだ!」と言ったとか。
以前、林福地監督(ドラマ「草地状元」)に叱られまくった彼は、
怒鳴られないと演技はうまくならないのだと思っていたのです。

様々な意味で「東方三侠2」は、金城武にとって、
大きな意味を持つ作品と言えると思います。
当時の記事を1つ、次回に。

     10年前の現場。武とトー監督→Click!


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