武ニュースDiary
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2003年05月25日(日) |
RE:ボツ(?)企画・ エドワード・ヤンとウォン・カーウァイ |
ボツ(?)企画・ エドワード・ヤンとウォン・カーウァイ - エドワード・ヤンとの話が具体的にあがっていた同じ1998年、 もう1本の映画が出演予定に入っていました。王家衛の「花様年華」です。 この年の8月の新聞記事によると、1年の後半にヤンとカーウァイの映画の予定がぶつかってしまい、 調整のためにマネージャーのヤウさんが香港に赴いたとあります。 その結果、先に出演の決まっていたウォン監督の作品に9月末に参加して、 その後、12月にヤン監督の新作に出ると話がつきました。
「花様年華」の武の役どころについて、ウォン監督は、 ほとんどできあがっているが、まだ明らかにはできない、 しかし武にとってこれまでにない、やりがいのある新しいものになるだろうと 言っています。 ヤン監督の方は、作品タイトルは未定、武の役についても 監督はまだ何も明らかにしていません。
これだけ具体的に報じられていたものが、結局、いずれも実現せず、 実際には「君のいた永遠」への出演となるわけです。 11月、シルビア・チャンが東京の武を訪ねて新作の話を詰め、 同月25日にクランク・イン。 憶測するに、シルビア・チャンのオファーはもっと前に行われていたのでしょうから、 上の両監督の話が原因はわからないながら、頓挫して、 こちらの浮上が可能になったのではないでしょうか。 カーウァイ作品の場合は、監督に原因がありそうですけれど。^^
そんな、こんな、見てくると、単なる風聞止まりのものも多いでしょうが、 彼もやたらに選り好みして断っているのではない気がします。 やはり、彼のよく言う「縁」……時期、様々なめぐりあわせが その仕事を可能にするかどうかに、大きくかかわってきているのでは? 映画もドラマも時間のかかる大きな仕事だけに、よけいそういうものに 左右されそうですし。 彼が出演した作品は、そういう中の幸運な実りであり、 大切に味わいたいと思うと同時に、このようにしてまかれてきた種が、 どこかで再び芽となって、花開く可能性も楽しみに見守りたいと思うわけです。
BBS
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この事情について報じた記事がありました。
金城武はウォン・カーウァイにかわいがられて、 その2年前に「北京之夏」に出演する約束になっていました。 この作品が改名して「花様年華」になったのですが、製作開始が例のごとく遅れ、 11月末からになってしまいました。 ところが、武は既に同じ11月末から「心動」の撮影に入ることが決まっており、 「花様年華」から降りざるをえなくなってしまったということだそうです。
エドワード・ヤンのほうですが、 武はこのころ台北にいて、朱延平とよく台北の喫茶店で話をしていました。 武は朱監督との間にもう1本映画を撮る契約になっていて、 監督は、ヤンに武のための映画を作らせようということだったのです。 ところが朱監督とヤン監督のこの仕事についての考え方にずれがあることがわかり、 さらに、ヤン監督はスタンリー・クワン、岩井俊二らとの日本映画の仕事を 先にすることになったため、武とヤン監督の仕事の話はストップしてしまいました。 朱延平は、「武に気の乗らない映画を無理にやらせようとは思わない、 仕事はあわてて一気に進めるのでなく、細く長くやっていけばいい」と話した―― ということです。 (聯合報 1998.11.18)
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