『VS』という雑誌の表紙が松坂(西武)だったので、ちょっと手にしてみました。 目次に「松坂大輔×岩隈久志」と書いてあったので、即購入。 『入団当初、先輩格に当たる黒木(ロッテ)の投球に注目してみていたが同世代の好敵手が欲しかった』とか、 2004年6月29日の初対決のことを振り返って
――マウンド上の松坂の表情が、やけに楽しげに見えた。 『楽しいというか…投げていて面白かったんです試合が。0-0でゲームが進行していく。それを客観的に見ている自分がいて。自分が投げているからかも知れないけど、クマが投げているのをベンチで見ながら、コレは面白いゲームだなって。(略)負けるかもしれないという不安は、いつも全然ないです。というか、勝敗というのはあんまり考えていない。最終的には自分が勝てるだろうとか思ってるかもしれないですけど』
…てな具合で、松坂が岩隈について色々語ってまして、二人が好きな管理人にとっては色々思うところあって楽しかったです。
それに見っけモノだったのが、『谷川浩司×羽生善治「盤上の対話」』の記事。 内藤九段の「本当の天才というのはすずしいよね。」という言葉の紹介とともに書かれていた記事ですが、対局以外の日常の付き合いはないという、この天才二人のストイックな関係に痺れました。
『互いに、相手の考えてる事が分かる。こう考えました、返答いかん?盤上で二人は思想をぶつけ合う。正解がその場で判明するとは限らない。(略)十数年、こういう関係のなかで対峙してきた二人にとって、盤を離れてさらに交わす言葉などないはずである。語るべきことはもう十二分、盤上で尽くしてきたわけであるから。』
「ヒカルとアキラ」というより「佐為と塔矢行洋」という感じです。塔矢行洋が佐為を待つ姿を思い浮かべて切なくなった記事でした。
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