ノーエの日記

2005年03月03日(木) 「岸辺のふたり」を見てきました。

こういう時、ちゃんと感動した事を言葉で書ける人、伝えられる人が羨ましくて仕方なく、ボキャブラリーの貧困に、日頃の怠慢ゆえとただ泣くしかなく…。

大阪梅田Loft B1のテアトル梅田という小さな劇場ですが手塚治虫の「展覧会の絵」「おんぼろフィルム」「ジャンピング」も、ここで見ました。
 整理券(3番でした♪)番号順に会場に入ることが出来るので、非常にスムーズに良い席を確保できます。
 当然ど真ん中の一番見やすい特等席に座り、世界で一番贅沢な芸術、4年をかけて製作されたたった8分のアニメを見るため、集中して作品世界への思いを整えていました。しかし、雨の日と映画館が相性の悪いアンジーくん(はみだしっ子)よろしく、真後ろに座った3人娘が騒ぐの騒がないのって。
頭の上でぎゃあぎゃあ馬鹿笑いされて、気が散って仕方ありませんでした。会場が暗くなって、予告は4分しかないというのにもまだコソコソしゃべってる。

この子達はこの映画の内容を知ってるんだろうか?この会場の“迷惑だ”空気が漂っているのに気付かないんだろうか?と思いつつ“集中、集中”と自分に言い聞かせ…。

上映が終ったあと、あれほど無邪気に笑い声を上げていた彼女達は、直ぐに席を立つことが出来ず、最後まで会場に残って、涙を拭っていました。

まあ、そういうアニメーションだった訳です。
機会がありましたらどうぞご覧くださいませ。


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