ノーエの日記

2004年11月21日(日) 今週の週刊碁(1382号)

日本棋院創立80周年記念式典&特別ファン感謝デーの記事でした。

記念連碁団体戦の棋譜が載っていたので大喜び。

再び、16日の楽しい時間の中に戻って記事を堪能しました。

記事にもあったように、大竹先生の司会進行で、棋士や解説人が紹介されたのですが、加藤先生の事は「加藤ちゃん」とお呼びになる。「今、理事長をやってて、日本棋院で一番忙しい人。」と紹介。
石田芳夫先生の事を「解説の“名人”」と紹介すれば「打っても強いんですが。」と第一線のベテランらしい返し。
連碁の対局途中も大竹先生が「碁も強いとか生意気な事言って…形勢判断コンピューターはどう?」と兄弟子ならではの発言に会場が沸いたり。

記事の補足(名前は出てたけど、順番がわからないので。)としては1〜4手は北海道と九州から来たというファンの始球式ならぬ試石式(?)があって、その後
(1)5〜10を 高尾紳路八段&小林覚九段、
(2)11〜16を 柳時熏九段&王立誠十段、
(3)17〜22を 三村智保九段&依田紀基碁聖、
(4)23〜28を 趙善津九段&小林光一九段、
(5)29〜34を 張栩本因坊&武宮正樹九段
…の組合せの順番で各棋士三手づつ進みました。

実は大竹チーム、順番をジャンケンで決めとけ!って大竹先生の命令に従って、高尾紳路八段、柳時熏九段、三村智保九段、趙善津九段、張栩本因坊の五人でジャンケンしてました。若手TOPプロが楽しそうにじゃんけんですよ!ジャンケン。しかも高尾紳路八段、柳時熏九段での1,2番を決めるジャンケンがアイコが8回くらい続いて、二人とも苦笑いしながら何度もアイコでショ!
何か見てはいけないモノのような、アルテミスの水浴びの如く…物凄いジャンケンをみてしまった感じがしました。(爆)

棋譜のどの石がどの棋士が打った手かがこれでわかると思いますので、興味のある方は並べてみてください。
(右上隅16〜28あたり、大竹名誉碁聖から「初めて見た形だ。新手ですね。」のコメントがありました。)

ルールは、NHK方式かと思っていたら、時間制限なしで(程々のスピードで)打つというお祭りイベントならではのルール。
序盤はぽんぽん進んで、梅沢先生、「6手ってあっというまですね!」

競り合ってからの第一番目の小考は柳九段。大竹先生に「長いよ!」と指摘されて、それから次から次と登場する棋士もかなり小考傾向に。
棋士が考えてる間に大竹先生、「笑ってばかりいないで、こういうときに自分ならどう打つか考えると強くなりますよ。」とファンにアドバイス。

途中、宇宙流の武宮九段の表情を見て、大竹先生、「武宮君どう?こんな碁は君の美意識にはあわない?」「なんだったら、林君に変わって、こっちで解説やってよ。師弟対決(林VS張)になるじゃない。カワイイ弟子と打ってよ」発言に、私内心で「大竹先生ありがとう〜〜。私もそれが見てみたい!(≧▽≦)」と思わずガッツポーズでしたが、それはそこで引けないのが棋士。林先生もやらないと手を振って結局叶いませんでした。(T-T)

そんな、こんなで、記事を読みながら、林先生と大竹先生の盤外戦の楽しさやら、石田先生と大竹先生の兄弟弟子ならではの大変楽しいツッコミみとか、加藤先生の解説に、愛弟子の梅沢先生の聞き手姿など思い出して、またまた楽しい気分を味わえました。

ファンの座る席の写真の中、ちゃっかり私の座ってる席も映ってました。もちろん凄く小さくて、「これが私」だと説明しても、家族でさえ判別できないのですけど…。いい記念になったなぁ…なんてしみじみ。(笑)

王座戦は…。
印象深かったのは、終局後、山下九段の方を見ている淡路先生の表情。
この王座戦の前にNHK杯で山下九段と淡路先生が対局されたのですが、その時解説の方(え〜ん。高尾…柳…ええっと…どなただったか忘れちゃいました。)がお二人の棋風は似てるということを仰っていたので、かなり山下九段の内容にも興味深々だったのかも…と。

でもねー。家族もそうなんだけど、友人に「東京どうだった?」って聞かれて、「凄い良かったよ〜!楽しかったよ〜♪感動したんだよ〜!!」って話しても、棋士の名前も、段位や、タイトルの事も全然わからない人達なので、話しててもつまんないんです。
もっと、羨ましがれ〜!!(爆)せめて「そいつは良かったね」くらいのこと言ってくれよぉ〜。(泣)

特に三村智保先生との電車の中や、3階の指導碁会場の非常階段の踊り場でのニアミスの話とかさー。
人がどれだけドキドキして、声かけることも出来ないほど感動してたって話をしてる側から、「私やったら棋士なんてなんともないから、ナンボでもサイン下さいってゆうたったのに」…って、そういう問題じゃないんだよ!
確かに、電車の中で棋書を開いてる三村先生は、囲碁をまったく知らない人にとっては、囲碁の好きなフツーのサラリーマンに見えるかも知れないけど!私にとっては憧れの雲の上のプロなんだってば!


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